- 「ファイアーエムブレムエンゲージ」でオルテンシアの台詞、及びその台詞に関わるオルテンシアとセリーヌの組み合わせ(→セリオル)のこと。本稿で記述。
- スキンシップ行為、またはぷにぷにした部位や物体のアピール等に用いられる表現。「ほっぺたぷにぷに選手権」「ぷにぷに肉球選手権」など。
さっそくだけど概要よ!どっちがお肌ぷにぷにか選手権!
事の発端はオルテンシアとセリーヌの支援会話の中盤あたり。
同じ妹王女同士だとして一目で対抗心を燃やし、セリーヌに宣戦布告(?)をして去っていったオルテンシアは、日を改めてセリーヌからもう一度挨拶をかけられるや否や、
「さっそくだけど勝負よ!どっちがお肌ぷにぷにか選手権!」
と言い出してはセリーヌに駆け寄っていきなり「ぷに。」「ぷにぷに。」する。しかしながら、その一瞬のうちに何かを悟ったのか、
「ぷにぷに選手権は中止よ!」
と、自ら一方的に始めた勝負に対して即座に中止を一方的に言い果たすというもの。
このかわいらしくもあまりに唐突であり、他国の王族には無礼極まりない行動に対してセリーヌは、
「それは残念です。わたしもオルテンシア王女をぷにぷにしたかったのに。」
と、俄然オルテンシアのことを気に入ってしまい、こちらもこちらで(制止を受けて「わかりました」と返事をしたにもかかわらず)隙を見計らって「ぷにぷに。」とカウンター。
他の場面では第一王女らしく真面目な人物像を貫き続けているはずの彼女らしからぬ大胆な行動、同時に無断で「ぷにぷに。」したことをお淑やかに謝罪されるというコンボを決められたオルテンシアはこれまた一方的に敗北を予感し泣き叫びながら退散。
そして、先に始めたのはオルテンシアの方であるが、このやりとりを皮切りに以降もゲーム内外で何かとセリーヌからぷにぷにされ続ける運命に。
そのワードセンスや語感に加えて支援会話そのものの内容、そしてこのやり取りをしている2人がかわいい系に傾倒したデザインの妹王女であることも相乗して、FEらしからぬ非常にゆるふわな発言として主にネタ方面で語り草になっている。同時に、それ相応にこの支援会話はかわいらしさで首尾一貫されており、深読み要らずでただ癒され続けられるやりとりに2人組だとしてプレイヤーからの人気も良好な組み合わせ。
また、最近まで学園生活を送っていた年頃で目の前で親を食い殺される、国を乗っ取った幹部に洗脳される、正気に戻った後は自国の兵士を倒し続けることを余儀なくされるなど、劇中で散々な目に遭わされ続けているオルテンシアと、幼少期の経験から兄の御身や国の安全を常日頃案じずにはいられない性格になり、日常でも公人の姿勢が抜けない息苦しさや精神面での疲弊を仲間から指摘されているセリーヌが共に、その重圧や境遇の一切から一時的に解かれ、年相応にはっちゃける女の子同士でいられる一部始終はお互いにとって救いがある光景であり、実際、会話の中でセリーヌはオルテンシアという存在にどれだけ癒されていることかと褒め称えているほか、支援会話の締めくくりも将来のフィレネ王国とイルシオン王国が良好な関係を築ける未来を予感させるものになっているなど、考えようではまっとうに見応えのある支援会話の一つである。
こ、こらー!ぷにぷに選手権は中止って言ったでしょ!
上記の通り、ぷにぷに選手権は「ファイアーエムブレムエンゲージ」以外の場でもオルテンシアを待ち受ける。
2023年9月に予約開始をした「ファイアーエムブレム エンゲージ オリジナルサウンドトラック」の初回限定盤で新規に描き下ろされているポストカードでは、奥側の同じテーブルに掛けているセリーヌから人差し指でぷにぷにされそうになっているオルテンシアが写っており、
コミカライズ「ファイアーエムブレム エンゲージ」で2024年3月発売の単行本第2巻を記念した配布ペーパー(パジャマパーティーver)でもまたもやセリーヌから人差し指でぷにぷにされそうになっているオルテンシアが写っている。公式がもう許してやれよ状態。
「ファイアーエムブレムヒーローズ」では2024年2月に魔器英雄として実装となった「愛らしい雪華 オルテンシア」の「想いを集めて」にて彼女の会話相手の一人にセリーヌも登場。
ここでの2人は先述の支援会話を終えた後の関係であるらしく、あの後も何度かほっぺたをぷにぷにしあっていたらしいことが明かされる。
そしてここでは仮の妹候補を探しているオルテンシアに対してセリーヌが「オルテンシアと姉妹になれないのなら他の英雄とほっぺたをぷにぷにする」ことを仄めかすと、
「他の子とぷにぷに選手権なんかしたら、許さないんだからーっ!」
と、全てはオルテンシア自身が始めたぷにぷに選手権への想い(?)を打ち明けると共に、渋々自分が妹分になってあげることを約束。それほどに彼女もまた、セリーヌからぷにぷにされるのを気に入っていたと判明する。