CV:桑島法子
解説
『放課後のプレアデス』に登場する不思議な少年。
すばるが展望台に行こうとして不思議な空間に入ったときに出会ったミステリアスな人物。
すばるが学校内の様々な扉を開けると行ける温室にいる。
温室によく来るすばるの相談相手をしている。
謎の少年と顔が瓜二つ。彼の半身として、欠片の力で作られた異空間にて永遠に目覚めないまま地球に残り続けた。自分の片割れがエンジンのカケラの力で自分の運命を変えようとしていることを知り驚愕すると、温室の花を満開にさせ、姿を消した。そして半身と言葉を交わした末に融合しある種の二重人格となる。
それ以降は転校生として学校に現れ、全てのカケラを探しながら、「自分だけの世界を探し、この宇宙から永遠に消え去る」と願う。追ってきたすばるの言葉でかつて共に過ごした記憶は幻ではなかったという事を悟り、涙を流すが迫るエンジンのカケラからすばるを庇って体を貫かれ重傷を負い、「心のどこかで欠片集めが終わらないでほしいと願っている事が君自身の呪い」といった言葉を残し、宇宙へ消えた。
その後は世界から存在が消えてしまったかのようになったが、以前世話を焼いてくれた同級生がおぼろげながらも存在を覚えていた事で希望を取り戻し、子供の頃に与えた可能性の結晶に導かれ、本来のみなとが眠る病室の扉を開いたすばるが結晶を返したことで魔法使いとして復活。
最後のカケラを確定させた後は全てを受け入れることを決意し、ラストの改変された世界では再びすばると巡り合う日まで眠りに就くこととなった。
余談
みなとのラストシーンは特にリアクションなどはなく眠っているだけになる予定だった。しかし出演声優から「死んだと取られてしまう」「プレアデスは奇跡の物語だから彼にも救いが欲しい」という強い要望を受け、目を閉じながら涙を流すシーンになったという。
小説「みなとの星宙」では目を覚まし、いつの日かか必ずすばると巡り合うことを決意する場面で終わる。