概要
アールスハイド王国国王“ディセウム=フォン=アールスハイド”の息子。愛称はオーグ。(自身の立場が王子であるためオーグと呼ぶのはシンのみ)王子だが、堅苦しいのを好まない。高等魔法学院の入学試験でシンと出会い、自らが王族であるのに関係なく接するシンのことを気に入り、親友になる。(シンにとってみれば、親戚のおじさんと思っていた人物の息子のため、いとこぐらいにしか思えなかったそう。)
アールスハイド歴代王族の中でも突出した才能を持ち、傑物と評され、高等魔法学院の学年序列でもシンに次ぐ2位につけている。
続編の『魔王のあとつぎ』では父から王位を継ぎ、アールスハイド王国国王に就任している。
能力*
歴代王族の中でも傑物といわれ、学年序列でも2位につけることから高い能力を持っている。高等魔法学院入学後はシンが立ち上げた究極魔法研究会に入り、メンバーと共にシンの前世の知識をもとにした魔法のイメージを習い、基礎である魔力制御の練習で制御できる魔力量を増やしたことで、劇的に実力を伸ばし、世界2位の実力を誇る。
シンから習った魔法のイメージを用い、青白い炎の魔法など強力な魔法を操る。本人は雷の魔法を好んで使い、扱いの難しい雷を正確に操る。強力な雷を連発し、災害級の魔物や魔人を次々と倒す様から、雷神の二つ名がついた。
ちなみに、雷は威力を加減して電力を弱くする事で妹や仲間がやらかした際のお仕置きにも使っている。
アルティメットマジシャンズ内ではシンに次ぐエースにして指揮官役を担当。
11巻でのシュトロームとの最終決戦では、シュトローム直下の強力な魔人に対して、自身を含めたアルティメットマジシャンズのメンバーに対策を練るように指示し、自身も対抗する力を身につけた。
魔法の並列起動
2つの魔法を同時に使用する絶技。この技術を使うことができたのはシンだけだったが、「みんなにああいった手前これくらいできないとな」といい、1ヶ月で習得した。戦闘では異なる魔法を同時に使い、炎の竜巻や水に雷を通して感電させるといった攻撃を行う。また、魔力障壁を2つ同時に使用し二重の防御をするといったこともできる。(ちなみに、習得後の最終決戦でシュトロームも使うことができることが判明した。)
余談
憶測の域を出ていないものの、先祖に当たる王族がシンと同じ転生者であり、子孫であるオーグとメイは転生者の血を引いていると思われる。