「運命を司る力! その目に焼き付けるがいい!」
遊戯王OCG第5期のラストパック「LIGHT OF DESTRUCTION」で収録された光属性・天使族の特殊召喚モンスター。
大雑把なシルエットはTHE LIGHT RULERと似ているが、単眼だった顔は目が二つになり、龍の首や本体の胴部に青い宝石のような装飾が追加され、両腕には刃が追加されているなど細かな違いがある。
アニメの展開からしてもまごう事なき闇落ちモンスターなのだが、属性は光のままである。
カードテキスト
効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:このカードはバトルフェイズ中2回攻撃する事ができる。
この効果が適用された2回目の戦闘を行った場合、このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
●裏:このカードが破壊される場合、フィールド上のカードを全て破壊する。
解説
召喚条件はTHE LIGHT RULERと同じで、コイントスで得られる効果が異なる。
あちらと異なり戦闘に特化しており、正位置の効果は2回攻撃と守備表示化。ゴブリン部隊シリーズと同じくすぐには攻撃表示に戻れないため、何らかのフォローは必須。
逆位置の効果は永続効果で、自身が破壊される場合にフィールドのカードを全て道連れにする全体除去。THE LIGHT RULERと異なり対象耐性を持たないため「逆転する運命」で不意打ちを食らわせることも可能であり、大型モンスターながら取り回しは良い。
アニメ
アニメ『遊戯王GX』において斎王琢磨が使用していたTHE LIGHT RULERがダークネスの力で変異したカード。つまり同一のカードであり、このカードが別個に存在するわけではない。
こちらは逆位置の効果に「破壊された次のターンに自己再生する」という効果があり、OCG化に伴い弱体化されている。
逆位置の効果名は「カタストロフィー・ディストラクト」。
攻撃名について
斎王は劇中一度もこのモンスターの技名を言っておらず、攻撃名は不明。
遊戯王カードWikiを始め、長らく「ジ・エンド・オブ・ダークネス」や「ジ・エンド・オブ・シャドー」という技名が広く認識されていたが、出典が明らかになっておらず、どこから来た名前なのかはわかっていない。
恐らくTHE LIGHT RULERの技名である「ジ・エンド・オブ・レイ」と、あちらがダークネスの力で闇落ちしたのがこのカードであることから、二次創作か何かで使用されたものがそのまま公式のものと誤解されて広まった可能性が高い。