概要
OCG第5期第8弾『LIGHT OF DESTRUCTION』で登場した光属性・天使族の最上級効果モンスター。
名前の由来はタロットにおける大アルカナの21番目のカードから。正位置だと「完全」「成就」、逆位置だと「未完成」「終わり」を暗示している。
アニメ『遊戯王GX』第2期のラスボス・斎王琢磨が使用するカテゴリー・アルカナフォースに属するモンスターカードであり、切り札(ただし、奥の手もあるが)。
全く天使には見えない機械のような外見で、天国ではなく宇宙空間のような場所に居る。背景には4分割された地球らしき星が描かれている。
テキスト
効果モンスター:
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上のモンスター2体を墓地へ送って発動できる。
次の相手ターンをスキップする。
●裏:相手のドローフェイズ毎に、相手の墓地の一番上のカードを相手の手札に加える。
カード説明
他のアルカナフォースと同じくコイントスで発動する効果を持つ。裏の場合は相手の有利になる効果であり、完全にハズレ。
表の効果は自分モンスター2体をコストに相手ターンを吹っ飛ばして再び自分のターンになるという、恐ろしすぎる効果である。
自分のターンがもう1回ということは、単純に考えても「カードを1枚ドローする」「もう1度通常召喚を行える」「セットされた罠カードを発動できる」「自分フィールド上のモンスターはもう1度攻撃できる」「1ターンに1度のみの効果をもう1度使える」等の莫大なアドバンテージを得られることになる。その間相手は何もできず、精々前に伏せておいたカードを発動するくらいしかやることは残されておらず、まさにずっと俺のターンを実現できる数少ないカードである。THE WORLD自身も3000越えの攻撃力を持ち、ほとんどのモンスターを破壊できる。単純計算だとスキップ効果を2回発動してTHE WORLD1体のみでダイレクトアタックすれば勝利出来る。
効果を発動するためにはまずコイントスで表を出す必要がある。普通にやると完全に運任せになり、それだとあまりにも不安定である。斎王みたいに運命力に絶対の自信がある人ならまだしも、基本は魔法・罠カードでサポートする必要がある。
THE WORLDは召喚に生贄を2体必要としているうえに効果を使うためには更に生贄が2体も必要としており、メチャクチャ重い。召喚制限は無く、墓地からの蘇生でも効果は使える。天使族はリクルートに優れており、最上級モンスターの特殊召喚するカードも多いため、あらゆる手を使ってコストとなるモンスターを揃えよう。
ちなみに効果発動のコストはリリース扱いされない。また、トークンを代用することは不可能。コストにはTHE WORLD自身を指定してもよい。
近年では、高い蘇生効果を持つアンデット族モンスター「ゾンビ・マスター」、「馬頭鬼」に加え、ヴァンパイアの名を冠するうえにリリース素材としても一考の余地のある「ヴァンパイア・フロイライン」も登場しているため、下記のキャラクターの要素を意識したファンデッキの構築も出来なくもない。
その他
知るがいい・・・「世界」の真の能力は・・・まさに!「世界を支配する」能力だということを!
タロットが由来・名前が同じ・使用者の中の人が同じという共通点から、悪のカリスマ・DIOとそのスタンド・ザ・ワールドとよくコラボされる。THE WORLDの効果がまるで時を止めているようであるため、DIOのスタンド能力と同じように捉えられている。
また、アニメでターンスキップ効果が使われた際に飛び出した「君の世界は閉ざされた・・・再び私の世界へ!」を筆頭とするDIOの発言と言われても信用できそうな斎王のセリフもその認識に一役買っていると思われる。
そんなこんなでTHE WORLDは通称「DIO」・「子安」と呼ばれている。
ちなみに、時間を支配する「ザ・ワールド」が先に登場したのはジョジョ第三部なのだが、子安氏が「ザ・ワールド」を使用することになるキャラにキャスティングされたのは遊戯王GXが先という、ちょっとややこしいことになっている。
斎王やセリフがパロディか否か及びディオのキャスティングに斎王が影響しているか否かについては永遠の謎。
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