概要
『俺、ツインテールになります。』のツインテイルズの敵エレメリアンで結成された組織。
これまでに多くの異世界を渡り歩き、その都度その世界の『属性力』を奪ってきた。
基本的に武人肌かつ、ある意味で生みの親ともいえる人間たちの殺生をタブーとする者達で構成されるが、規模が多次元世界レベルあるためその定義に合致しない者も存在。そもそも基本戦略が「わざと属性力技術を該当世界最強のツインテール属性に渡して対抗馬にし、弱兵を倒させてツインテール属性を広めてから本格的に侵攻」という無駄に手の込んだマッチポンプ。
また属性力の性質上、基本的にもれなく変態。精神生命体ゆえに精神のダメージが死に直結することも合わさった結果、「通販で買った物が透明な箱で送られる」「自作の創作物を厳しく評価される」などが乗り越えることをたたえられるレベルの試練とされているほど。
上層部
アルティメギル首領/???
すべてのエレメリアンを束ねる首領。原作6巻で登場したがその時はベールで包まれており、声も老若男女合わさったような声になっている。かなりの強さを持ってるがその発言はあまりにも痛く意味不明であり、幹部さえも理解できないほどである。そして14巻においてその姿を現したが…
ダークグラスパー
テイルギアの亜種装甲・グラスギアを纏う、首領直属の処刑人、正体はイースナ。
のちに組織を離反してツインテイルズの一員・テイルブラックになる(余談だが、ダークグラスパー時とテイルブラック時でインナースーツのデザインが変わっている)。
終の零星(フォー・ヴァリス・ジョーカー)
アポロギルディを隊長とする、首領に挑むほどの実力を持たない存在を排除する事を任務とする近衛部隊で、アルティメギルの真の最強部隊かつ四天王ポジション。
所属メンバー全員が「神」をモチーフとしており、五大究極試練の最後の一つ「ツインテール・ノ・モウソウ」を修めた2つの属性を持つエレメリアンである。
アルティメギル四頂軍
エレメリアンの中でも取り分け強力な存在が集められた4つの軍団。アニメではそのうちの1つの軍団しか登場していない。
美の四心(ビー・ティフル・ハート)
ダークグラスパーの直轄部隊で、ビートルギルディを隊長、アラクネギルディを副官、スタッグギルディを参謀とする四頂軍の1つ。
部隊全員虫がモチーフである。
貴の三葉(ノー・ブル・クラブ)
ユグドラシルギルディを隊長とする四頂軍の1つ、ユグドラシルギルディを慕って集まったエレメリアンによって構成された部隊であり、単純な実力自体は四頂軍の中では最弱だが、隊員間の結束は強い。
植物がモチーフであり、全員女性型、それでいてとあるエレメリアンの影響でもれなく腐っている。
しかもその嗜好の対象がアルティメギル所属の男性型エレメリアンである為、便宜上は同性であるダークグラスパーの直轄部隊となっている。
死の二菱(ダー・イノ・ランヴァス)
ティラノギルディを隊長、プテラギルディとトリケラトップギルディを副官とする四頂軍の1つ。
古代生物がモチーフ。
一定以上の実力を身に付け、看過することのできなくなったツインテールの戦士を排除するための処刑部隊。
隊長であるティラノギルディには首領によって特殊な能力が与えられており、部隊の真の役割は、ティラノギルディを倒すだけの実力を備えた戦士を見つけ出すこと。
神の一剣(ゴー・ディア・ソード)
四頂軍最強の部隊で、世界の破滅を任務とする最終侵攻部隊。
幻獣や神の使徒がモチーフであり、普段はローブを纏っている。
四頂軍の最強部隊という立場故か、マーメイドギルディのようなマッドサイエンティストやグリフォギルディのように他者を見下すメンバーがいる一方で、ヴァルキリアギルディのような武人も存在する。
また他の部隊よりも高レベルな変態が多い。
隊長はマーメイドギルディで、彼女によって私物化されていたために、部隊としての本来の役割が機能していなかった。
幹部
組織の幹部たち。ほとんど痛い奴らであるが、武人や部下想いなものが多い。
ドラグギルディ
ツインテール属性を有するエレメリアンで、ツインテイルズが最初に戦った幹部級エレメリアン。
リヴァイアギルディ
巨乳属性を持つエレメリアン、股間から生えた触手を武器として戦う。
クラーケギルディ
貧乳属性を持つエレメリアン、それ故にブルーにプロポーズするが、ブルーは触手が苦手だったために拒否される。
リヴァイアギルディとは有する属性力故に一見不仲だが互いに認め合う間柄。
イエローによって倒されるが、瀕死のリヴァイアギルディに力を託し、合体戦士「リヴァイアクラーケギルディ」となる。
ケルベロスギルディ
三つ編み属性を持つエレメリアンで、ツインテール以外の髪型の属性を持っているが故に、前線を離れて隠遁生活を送っていた。
本来の口調はオネエなのだが、一応隠してはいる(バレバレではあるが)。
イースナのもう一人の保護者ポジションでもある。
タイガギルディ
ドラグギルディの後釜として投入された学校水着属性を持つ幹部エレメリアン。
ドラグギルディの好敵手を自称していたが、実際は比較にならないほど弱かった。
スパロウギルディ
ドラグギルディの副官を務めていた軍服属性を持つエレメリアン、完全な参謀タイプであったために戦闘は不得手。
最終的に幹部格のエレメリアンの中で唯一生き残り、とある目的のために総二達の世界から残存戦士を率いて去る。
ビートルギルティ
美の四心隊長を務める恋愛属性のエレメリアン。己の属性を形にするために始めた同人誌作成を通し、部下をと交流を深め鍛えることができるできた上司。ただしエロ同人の類は「裸を書いただけの贋作にしかならないから描けぬ」とし、エレメリアンの性質に悩み苦しむ男でもある。
不幸な流れ弾に討たれた副官にして義兄弟でもあるスタッグギルティの力を取り込み、ヘラクレスギルティへと進化、同じく新たな領域に到達したテイルイエローと熾烈な争いを繰り広げる。
ティラノギルティ
死の二菱隊長を務める百合属性を持つエレメリアン。乗り越えた究極試練と当人の性格、さらに首領から与えられた力が絡み合った結果、サポート無しでは人望が常に微妙。加えて豪快な性格に見えるが本性は割とビビリ。でも必要とあれば根性をちゃんと出せるやるときはやる男。
四頂軍が一角を率いるその才覚は伊達ではなく、自身の属性もあってテイルレッドの正体に独自に迫り、漁夫の利の形で総二のツインテール属性を奪い取る。また隊の性質もあって武人としての在り方をあえて無視することもでき、ツインテイルズ全体を大きく追い込む。後に奇跡の復活を遂げたテイルレッドにツインテール属性を取り返されるも、己自身の意思でツインテールを覚醒させた最終闘体へと到達、決戦を繰り広げる。
プテラギルティ
死の二菱副官の一人である、母属性を持つエレメリアン。性質上母親を持たず、そもそも属性力として確立されにく母属性に悩み苦しむ男。
メガ・ネの母ともいえるダークグラスパーに対して思うところがありながらも、首領自らその処断を命じられ活動。テイルブラックとして再臨したイースナと激闘を繰り広げる。
トリケラトップギルティ
死の二菱副官の一人である、幼馴染属性を持つエレメリアン。ティラノギルティとは同期の桜という幼馴染でもあり、人望に難があるティラノギルティをそれとなくフォローする。
半ば暴走状態といえる最終闘体オーガギルティへの変身能力、さらにその必要がほぼないほどの短時間操作能力を保有。戦闘による事故で変身前の愛香を時間の渦に呑み込んだことを悔やむも、のちに帰還し目の前で変身したテイルブルー相手に、壮絶な死闘を繰り広げる。
構成員
ヒーローものでいう一般怪人、代表的なメンバーのみ紹介。
スワンギルディ
看護服属性を持つエレメリアンで、ドラグギルディの弟子。
打倒ツインテイルズのために多くの戦士に師事して修行を重ね、五大究極試練のうち4つを修める。
最終的にウィルスをモチーフとした、自身の経歴そのものを象徴する能力を持つ最終闘態「ヴァイラスワンギルディ」へと進化、単独でツインテイルズを追い詰めるだけの実力を身に付けたが、レッドとの一騎打ちで敗れ、生死不明となる。
リザドギルディ
人形属性を持つエレメリアンで、テイルレッドが最初に戦った相手。
アニメで使用した光弾技は逆輸入される形で後に原作でも使用された。
フォクスギルディ
髪紐属性を持つエレメリアンで、ブルーの初戦の相手。
相手の姿を模した人形をリボンで作り出し、それを媒介にした妄想による幻覚を見せる能力を持つ。
レッドを苦戦させるが、ブルーに属性玉変換機構の使用によって能力を無効化され倒される。
カメレオギルディ
ドラグギルディ部隊の生き残りで、周囲との実力差故に出撃の機会を逸していた古参のエレメリアン。
マーメイドギルディによって元々の赤髪属性以外にブルー、イエロー、ブラックに対応した属性の属性玉を埋め込む改造手術を受け、対象の人格を入れ替える特殊能力を体得、ツインテイルズを苦戦させた。
キマイラギルディ
アルティメギル壊滅後も生き残っていたドラグギルディ部隊のエレメリアン。
アルティメギル再興を目的として未来から現れた。
時空の狭間にいる謎の少女
看護服をアレンジしたような服装と、純白のショートボブの髪型が特徴的な人間の少女の姿をした謎のエレメリアン。
あらゆる生命の存在を拒絶する時空の狭間に住み着いており、修行の傍ら「エレメリアンの看護師」と名乗って時空の狭間に迷い込んだ者の救出を行っている。
「ドラグギルディの一番の弟子」である事を誇りとしており、彼女もドラグギルディ部隊の生き残りであるようだが…?
反逆者
アルティメギルに反逆したエレメリアン。
フェニックスギルディ
ポニーテール属性のエレメリアンで、ツインテイルズの好敵手。
全エレメリアンの中で唯一「真の最終闘態」に至った存在であるため、首領に封印されていた。
ペガサスギルディ
ポニーテール属性のエレメリアン、作中では故人で、回想でのみ登場する。
フェニックスギルディの親友かつトゥアールにテイルギアの基となる技術を託したエレメリアンで、先代のアルティメギル最高科学者。
人間との共存のために人工的に属性力を生み出す研究を行っており、フェニックスギルディが使用しているテイルギアTYPE-Pはその一環としてトゥアールが開発したテイルギアを参考に作り上げたもの。
キングソフビ
『ふぉーくーるあふたー』1巻に登場した敵組織「エヴォリュバース」の首領。
「終の零星」の一員であるゼウスギルディの元弟子で、師匠のスパルタ修行に耐えかねて組織から逃げだしたという経歴の持ち主。
レイアーソル&レイアーテラに討伐された。