概要
幾つもの次元世界を渡り歩きながら人間の嗜好や感情に根ざす「属性力(エレメーラ)」と呼ばれるエネルギーを奪い生きている異形の怪人たち。
個々の名称は基本的に「モチーフの生物名の英語読み(架空の生物や植物、古代生物なども含む)+ギルディ」という法則。ある種の精神生命体であり、属性力を奪うという行為は彼らにとっては生存に必要不可欠な事象であり、より効率的かつ大規模にこの侵略を行うために結成された組織が「アルティメギル」である。
基本的にエレメリアン=アルティメギルという図式が成り立つが、人間との共生を望んで組織から離反したペガサスギルディ及びその理念を継いだフェニックスギルディや組織の大方針を軽視していたフェンリルギルディなど個々人の事情心情で動く者も少なからず存在する。
極端な例としては、師事していた相手のスパルタ修行に耐えかねて異世界に逃げ出した『ふぉーくーるあふたー』のキングソフビのような存在も。
性質
姿こそ人外であるが内面的な部分では良くも悪くも人間にとても近い精神性を持ち合わせている。
特に幹部クラスの実力をもつ戦士は武人としての誇りや武士道・騎士道めいた価値観、部隊をまとめ上げる度量の大きさを有したものが現状ほとんどであり、敵対関係にあるもののツインテイルズとはある種の信頼関係が見受けられる(戦力強化の為に侵略の一時中断を宣言し、ツインテイルズもそれを信用するなど)。
エレメリアン自身の精神力が強さに直結しており、「アルティメギル五大修練」を修めて変態度を高める事や自身の属性力を極める事、気力を振り絞る事によってより高い実力を発揮でき、一定以上の実力を身に付けたエレメリアンは「最終闘態」と呼ばれる決戦仕様の形態への強化変身が可能になる。
尚、最終闘態の使用に習熟した一部のエレメリアンは、その姿を常態化させ基本形態とすることができる(フェニックスギルディ、アポロギルディ、ハデスギルディ、時空の狭間にいる謎の少女が該当)。
その他
原作文庫ではオリジナルエレメリアンの募集が行われており、実際これに採用された読者考案のエレメリアンが何体も作中に登場している。
声優
実は彼らを演じている声優は、トランスフォーマーシリーズに出現経験がある人物が多いのである。
・↑リザドギルディ(CV:玄田哲章)→コンボイ、オメガスプリーム(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー)など
・タトルギルディ(CV:黒田崇矢)→スタースクリーム(トランスフォーマーギャラクシーフォース)
・フォクスギルディ(CV:関俊彦)→ゲキソウマル(参乗合体トランスフォーマーGo!)
・スワンギルディ(CV:檜山修之)→ランページ(ビーストウォーズメタルス)など
・ドラグギルディ(CV:稲田徹)→ブドーラ(参乗合体トランスフォーマーGo!)
・スパロウギルディ(CV:チョー)→タランス(ビーストウォーズ)など
・リヴァイアギルディ(CV:大川透)→コンボイ(トランスフォーマーマイクロン伝説)など
・パピヨンギルディ(CV:三木眞一郎)→インフェルノ(ビーストウォーズ)
・アリゲギルディ(CV:竹本英史)→ダージ(ビーストウォーズⅡ)など
・オウルギルディ(CV:岩田光央)→シルバーボルト(ビーストウォーズメタルス)など
・スパイダギルディ/アラクネギルディ(CV:速水奨)→ウルトラマグナス(トランスフォーマー2010)など
・フリイギルディ(CV:楠大典)→ブラックコンボイ(トランスフォーマーカーロボット)など
・スネイルギルディ(CV:神奈延年)→インフェルノ(トランスフォーマースーパーリンク)など
また、本家スーパー戦隊などの特撮ヒーローもので怪人役を演じてる方々が多い。
関連タグ
紅世の徒(人間と非常に近いメンタリティを持つ、人としての生に必須なものを直接ではなく間接的に奪いにかかる異世界出自の人外、などの共通点をもつ)