「あんたの言う『0に等しい』というのが俺のすべてなんだ!!」
概要と人物
ベロブルグ出身の伝説的なボクサーで、第八鉄軍を率いて反物質レギオンに勇敢に戦った英雄。仙舟同盟と交流があり、古代都市「マスリ二ツァ」の遺跡にある彼の墓には機械の腕と玉兆があった。
経歴
700年前、反物質レギオンがベロブルグを侵略しようとしてたとき、イゴールは故郷を離れ、銀河各地でボクシングの試合に出場した。
目的は勝利ではなく観客たちに反物質レギオンへの警告と、自分の故郷を助けてくれるよう呼びかけるためだった。その覚悟は自分の腕を切り落とし、カンパニーの義手に交換するほどだった。
しかし観客はイゴールを戦いのためのオモチャとしか見ておらず、誰もイゴールの警告に興味を示さなかった。
そして仙舟「羅浮」にたどり着き、星天演武典礼に参加。
若きし頃の景元と出会い友情を育んだが、当時の景元はまだ一般の防衛剣士に過ぎず、彼の力では何も変えることができなかった。それを悟ったイゴールは決勝戦で試合を放棄。
星神やその勢力による弱肉強食が激しすぎるこの宇宙の現実に落胆したイゴールは、せめて景元との友情は残したいと記念写真を撮って彼に託し、ベロブルグに帰還し消息を絶った。
数百年後、今や帝弓七天将の一人になった景元は、もう滅び存在しないと診断された彼の惑星に思いをはせ、ダメ元で子孫が参加できるようにと「星天演武典礼」の招待状を送った。
そして建創紀元699年~700年頃。星穹列車の助けを借りて星核を封印したベロブルグは、他の惑星との通信を回復。招待状を受信したのは、景元が招待状を送ってから300年後だった。
しかし人々は最近の招待状だと信じ、ルカを星天演武典礼に参加させる。ルカは開拓者の助けを借りて決勝に進むが、彦卿に敗れてしまう。
それでも、彼は観客から惜しみない拍手と称賛が贈られた。
ルカは景元と対面しイゴールの物語、そして景元との友情の話を聞く。そして預かっていた記念写真を託される。
数日後、景元は恩返しのためにヤリーロ-VIと貿易協定を結ぶ。これにより、ベロブルグと仙舟は戦力的にも協定が結ばれ、イゴールの意思は遂に果たされた。
それからベロブルグ歴史記念館には1枚の肖像画が加えられた。
そこには2人の永遠に終わらない友情の証が飾られていた。
「友よ、君のかつての叫びに応えてくれる人が現れたぞ。名を、ルカという」
余談
赤髪と鉄腕という共通点から、ルカはイゴールの子孫であると多くのユーザーが思い英語版wikiにも書かれているが、実は現在そのような文章は見当たらない。