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イストワール(ゲーム)

いすとわーる

イストワール(ゲーム)とは、RPGツクール2000を用いて作られたダンジョン探索型RPGである。姉作として、影響を受けたネフェシエルがある。
目次 [非表示]

ことのはじまり編集

次元崩壊。それが秒読みになったことで宇宙を救える八人の英雄がとある館に集められた。

壮健なる老竜。黄金色の重騎士。女神に仕えし戦巫女。多くを語らぬ黒ずくめ

本質を亜空に置く魔女。朗らかな葬儀屋。そそっかしい天使。そして異邦の者である主人公

だがしかし肝心の館の主は不在のままで、次元の接続も崩壊によって安定しない。

そんな中、偶然にも主人公が外界に出向くための手段を手にすることで、事態は好転する……。

イストワール漫画みたいな


※初見ではなんのことか解らないだろうが、これでも要点を踏まえた方である。


崩壊する世界編集

ごくごくありきたりの、シンボルエンカウント方式の探索型ダンジョンRPG

敵のチップキャラと衝突してドラクエ方式で闘い、そして勝利していく。

一見すると王道なシステムのロールプレイングゲームだ。


……しかしながら、このゲームには世界の崩壊という特殊な状況条件がある。

リアルタイムの時間を、イベント会話の最中ですらカウントしていて、

掛かった時間によってシナリオが様変わりしてくるのだ

(ただしツクールの仕様上、メニュー画面や戦闘画面などでは時間が計測されない)。

その上戦闘においては属性攻撃や状態異常に対する対策が非常に重要となるため、

事前の準備やその為の探索が非常に重要になる歯ごたえの強いゲームバランスとなっているのだ。

そして何よりも、クリアに必要なイベントこそあれど、それをどのように見つけ出し、どのようなルートを通り、どのような技能と仲間と共に危機を切り抜けて達成していくかについてはプレイヤーの選択に委ねられた部分が大きくプレイの自由度がかなり高い。

これらのゲームデザインを成立させているだけあって、フラグ設定や物語の裏話、装備の充実さは下手なコンシューマーを凌いでいる。


その弊害として難しめの戦闘が玉に瑕である。

我々の業界ではご褒美ですというコアなRPGユーザーは挑戦してみる価値はある。


出された席は七つ、呼ばれた英雄は八人……編集

イストワール


レーベン(主人公)編集

・主人公。最後に館を訪れる。

 この世界の理からはずれた住人らしく、他の英雄と違いレベルアップで技を覚えない。

イストワール/レーベン


グヴァリフ(老竜)編集

・他の英雄を纏め上げる老成した賢者であり、勇猛な武士。

 図体故に重装備しか着用できないが、竜ならではの高い身体能力と洞察力は頼もしい限り。


アレクサンダー(騎士)編集

・気高くも驕らず、謙遜の心を忘れない人格者。

 高い防御力と武具の相性次第での特殊技を持ち、歴戦の勘による警告で仲間を事前に守る。


ジャネット(戦巫女)編集

・女神アルテナに仕える巫女でありながら、まさかの大酒呑み。

 どの能力にも長短が無く、それでいて回復にも秀でる。見聞が広いので様々な話を聞ける。


レスター(黒ずくめ)編集

・多くを語らず、沈黙を貫きたがる影のある男。

 他者の命を吸い上げては病魔に侵す。独りでに死から蘇る代わりに、魔法で傷が癒えない。

 仲間を襲う衝動に耐え忍ぶせいで、なにもできないこともある。夜目が優れている。


シェーラ(魔女)編集

・あらゆる魔法を極めた魔法使いで、肉体すら魔法でうつろわせている。

 魔法に耐性があるのは言わずもがな、実体が幽かなために物理も通りにくい。

 ただ回復も容易には届かない。体を守る次元魔法の応用か、ワープの魔法を唱えられる。


葬儀屋(??)編集

・黒い衣装に身を包み、気さくに振る舞う聖職者然とした人物。だが戦闘では羅刹と化す。

 二刀流で戦場を駆け抜ける。防御を捨てた技の冴えは、もはや必殺の域に達している。

 その手先の器用さと野生の勘でもって、宝箱に仕掛けられている罠を見抜く。


セラフィ編集

・眼鏡をかけた天使のような少女。世界の理を集めた図書館の司書官をしている。ドジっ子。

 聖なる魔法で仲間を癒すが攻撃魔法のセンスはない。それゆえに闇には弱いことを留意。

 司書官としてのスキルだろうか、シェーラと同じく転移の魔法を覚えらえる。




イストワールの端役たち編集


既に終わっている英雄譚編集


――三人の英雄が、一万の魔物を率いる魔王を倒す。

たったそれだけの予定調和の物語。


だが、魔王は追い詰められ最終的には封印されたものの、強大であった。


戦士グレンは力尽き、息を引き取った。

レイブンヒル伯爵は呪いを受け、人外へとなり果てた。

唯一帰還した大魔導師シェレニエーラの行方も、大海嘯の底に沈んだ。


そんな、潰えた物語を紐解くために冒険をするのも、興味深い。



十二魔将編集


魔王が率いた、十二の力強い魔物たち。

すでに役目を終えて封印されたもの、忘れ去られたものが殆どである。

彼らの存在と魔力自体を用い、二重六芒の封印がなされているためだ。

故に彼らの全ては封印された地に縫い止められ、力も半減している。

しかしそれでも、世界の崩壊は始まってしまった。


かの誇り高き魔王に、そのように破滅的な目論見があっただろうか?

英雄譚に説かれる三人の活躍には、一つの問題もなかったはずではないか?


全ての真実を手繰りたいのであれば、闇の伝説に挑むのもいいだろう。

会議中



神にはなれない■■■■編集


例えばのはなし。

ここに貴方の創った、愛すべき物語があるとする。

もしも、創りだしたその物語が平和で退屈なものだったとしたなら。

貴方は一体どうするだろうか。


貴方はその物語の裏表紙を、そっと閉じてしまうのではないだろうか。

ずっと子供を抱きしめられる親がいないように、ぱたりと止めてしまうのではないだろうか。


そうして大人になってから、もういちど引き出しの奥からそれを見つけた時、

あなたは「    」を言えるだろうか?






あなたの帰還に感謝します。





別名・表記ゆれ編集

イストワール

・こちらは超次元ゲイムネプテューヌの登場人物。

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