「イロイロエンピツ12しょく!ペラペラなおまえのからだをキャンバスにしてやるざんス〜!」
概要
赤の紙テープの番人である。ブンボー軍団の最初の刺客。
二つ名は「ミサイルアーティスト」
一人称は「ミー」で、口癖は「~ざんス」。気取り屋な性格で、「ジャン=ピエール・イロエンピツ12世」のフルネームを自称する。
展望台「ミハラシタワー」を占拠しており、やって来たマリオを、屋上からこれでもかと色鉛筆のミサイルで迎撃を仕掛けてくる。
ミサイルの威力は建物の壁を貫通してマリオとオリビアが乗るエレベーターを貫通する程で、特に3階での激しいミサイルの嵐は序盤とは思えない本気度である(しかも、パラソルや屋根の下に隠れても一度しか防げない上に、2発連続で飛んでくる事もある)。
また、1階の大きなスカスカ(オリー王を描いた床)を修復した後で外に出ようとするとミサイルで出入口を塞いでしまう(厨房でのあれのイベントの飛ばさせないようにするメタな理由なのだろう)。
見た目は赤いアルミケースに収納された12色鉛筆で、モチーフにちなんでかセリフがとてもカラフル。オリー王の印は蓋に刻まれている。
厳密にはケースの方が本体で、口から火薬がたっぷり詰まった爆発物の色鉛筆を次々と生成し、ミサイルランチャーの様に撃ち出してくる(ミサイルは瞬時にリロードされる)。
なお、よく見るとケースの中に塗装が剥げて色写りしている部分が確認でき、その再現度に舌を巻くプレイヤーもいるとかいないとか。
戦闘
バトルではターン開始と同時に、ランダムに複数の場所をロックオンしてミサイルトラップを仕掛けてくるため、そこを避けて移動する必要がある。また、カミの手でミサイルを取ろうとすると、口を閉じて妨害する。
しかし、PVにも描写されているが、口の中にミサイルがある状態でハンマーやカミの手で蓋を閉められると、暴発して大ダメージを与えることができる(ジャンプ攻撃では、鉛筆の先に刺さってダメージを受けたり、蓋に滑って失敗してしまう)。
しかし、暴発でノビていても近付きすぎると「アイアンバイト」で噛みついてくるため、距離を離して攻撃する必要がある(イロエンピツ自身も「ちかくにいたら かみついちゃうぞ!」と言っている他、ヒントパネルにもその事が書かれている)。
ある程度ダメージを与えると12発のミサイルをローリングさせて連続で発射する「アーティスティック・ローリング・ミサイル」を繰り出すようになる。この時は蓋を閉める事ができなくなるが、逆に言えばイロエンピツ自身も口を閉じれないので、カミの手でミサイルを奪い反撃する事ができる。その反撃方法をえげつなく思う人もいるだろう。
また、相手の体力を調整しない限り見れない小ネタだが、奪ったミサイルで仕留めきれなかった場合、体がボロボロになってミサイルをリロードできなくなる。この場合はボロボロな体を叩きつけての攻撃しかできない上に、カミの手の魔法陣もフィールドから消えるので、アクションパネルでトドメを刺すしかない。
スーパーマリオくんのイロエンピツ
本編と同様にミハラシタワーの頂上でマリオ一行を待ち構えている。カートでタワーを登ってきたマリオ達をミサイルの集中攻撃で早々にボコボコにするも突破してきたマリオ達と対峙しマリオやオリビアの顔をいきなり描き変えてくる(マリオはピカソ風、オリビアは「ちゃお」のような少女漫画風に描き変えられた)。マリオ達をミサイルでまたもボコボコにしたりローリングミサイルでマリオを目回しにしたりするもカミの手でミサイルを掴まれラッシュ攻撃を喰らわされ爆散、敗北した。
因みにスーパーマリオくんにおいてはブンボー軍団内で唯一オリビアを「オリビアちゃん」と呼んでいたりする。
余談
アーティストは名ばかりではなく、ミハラシタワー内部にはオリー王やキノコ、バナナ、ドット絵のやられたマリオなど高クオリティな落書きがたくさん描かれている(イロエンピツを倒すと絵も消えてしまう)。ただし、キノピオの絵だけはわざとか否かは不明だが下手くそに描かれている。
芸術家だけに、最期の捨て台詞も「アートは ばくはつ ざんス!」である。ちなみに、エンピツを失うと文字にも色が完全に消えてただの灰色に……。
実はPVでは「キャンバスに してやるっス~!」「もうミサイルが とめられないよ~!」など軽い口調だった。他のブンボー達にキャラが移ったのだと思われる。