「紫のテープをヤル気か!?オレっちもテープだぜ!粘着するぞコラァ!」
概要
紫の紙テープの番人である。ブンボー軍団の切り込み隊長。二つ名は「いきがり はりつけや」。
一人称は「オレっち」で、テープだけにベタベタと馴れ馴れしく、ヤンキーや暴走族の様な強気な口調が特徴。「夜露死苦」、「仏恥義理」といったヤンキー用語も使ってくる。
大海原にそびえる「ウナバラタワー」を占領しており、キノピオ達をタワーの外壁に張り付けて拘束していた。
しかし挑発とはいえオリビアにオリー王の元へ戻るよう進めたり、他のメンバーとは異なり趣味に走らず忠実に紫テープを守っていたため、口調とは裏腹にブンボー軍団の中では一番真面目で良識があるとも言われている。
ただし、負けると途端に弱腰になり、情けなくオリー王に助けを求めるほどの小物になる。
紫色の台(何気に底の方に滑り止めが張られている)に乗ったセロハンテープのような見た目をしているが、本体はテープそのもので、台をまるでバイクのウィリー走行の如く浮かせられたり、大ジャンプする事ができる。
オリー王の印の場所は台の側面と本体の芯。
テープが本体なのでまず台を壊して引きずり下ろす事になる。
台が壊れるとメリケンサックに見立てたテープカッター(通称『地獄のギザギザ』)を装着、更にテープの端をカールさせて、まるでリーゼントを彷彿させる髪形?に。
戦闘
- 第1形態
戦闘では、第1形態は大きな台で思いっきり踏み潰そうとする「ボディアタック」や「ボディプレス」を仕掛けてくる。
また、テープだけに汚れや埃を嫌うきれい好きなので、マリオが使うパネルをゴミと称して宝箱に捨てる手癖があり、逐一宝箱を開けてパネルを解放しないと、肝心な時に目的の行動を取れない事態になる。
宝箱を開ける事を意識しながらハンマーで台を破壊して行きけば勝利、と思いきや……?
- 第2形態
「オレっちにこの地獄のギザギザを使わせるとはなァー!本気(マジ)でいくぜ!夜露死苦!」
大事な台を破壊され頭に来たのか、喧嘩上等と言わんばかりに地獄のギザギザを装備して第2ラウンド。
第2形態はテープカッターを向けて踏みつけてきりもみ回転して攻撃する「ギザギザドリル」や、テープカッターを内側に装備してフラフープの如く回転攻撃を繰り出す「ギザギザフープ」を使用する。体力が少なくなると二回攻撃する事がある。
また、テープだけにマリオに張り付けて豪快に投げ飛ばしたり、バイクの如く走り回りながらステージにテープを張って固定する「貼裏魔苦裏(はりマクリ)」を使ってくる。
特にはりマクリで貼られたテープを放置すると、どんどん固定されて最終的には攻撃すらもできなくなってしまう。ステージに貼られたテープは火ガミの能力できれいに掃除できる。
第1形態では行動パターンが単純なので然程不自由にはならないが、第2形態でははりマクリで移動ルート設定が制限されるため、運が悪ければ宝箱も取れず、攻撃もできず、一方的に攻められる羽目になる。
ただし、前述の通り本体がテープなので、はりマクリで微弱ながらダメージを受けており、カミの手でテープを大量に消費させて大ダメージを与えられる。
だが、体力が少なくなると高速回転して掴めなくなる事があるので、注意が必要である。
こちらの形態ではファイアフラワーやアイスフラワーによる攻撃は体の穴を利用して回避してしまう点に注意。また、ジャンプ攻撃を仕掛けるとカールさせたテープの端でからめ取られカウンターされてしまうでこちらも注意。
スーパーマリオくんのセロハンテープ
こちらではサングラスを掛けている。本編同様ウナバラタワーのボスを務めるが戦闘の場所がタワー頂上ではなくタワー入口となっておりマリオらを待ちきれずに自ら現れている。
テープや地獄のギザギザで攻撃するがリーゼントのようにカールさせたテープの先端(オリビア曰く「前ガミ」)で色々な髪型を表現して見せたりテープで変顔をするマリオにツボったりとコミカルな姿も見られる。
マリオやオリビアをテープ攻撃やギザギザ攻撃によって苦しめたりルイージをテープ台で潰そうとするがマリオがルイージを庇った姿を見て二人の兄弟愛に感動し自ら潔く敗北を認め紫カミテープを解放。
スーパーマリオくんにおいてはブンボー軍団内で唯一マリオと和解している。
余談
紫の紙テープのエリアにあるオリガミ職人の家でブンボー軍団の元になった文房具の話が聞けると同時に本棚に「便利な道具(1)」「便利な道具(2)」にブンボー軍団のモチーフになった文房具について記載されているが、セロハンテープについては何も書かれてない。おそらく、(オリガミ職人に初めて対面した時は)セロハンテープの待つウナバラタワーに入れないので、おそらくネタバレ防止の措置だと思われる(一つ後のボスも同様)。