ローマ神話のウィクトーリアについてはこちらで。
概要
鴉山深月ことダブルハートが駆るカスタムメイドAC。
コアは高出力オーバードブーストを有する「C03-HELIOS」を基本とし、頭部はワンオフタイプの「YH17-BUTTERFLY」を使用する。
まだ若い女性レイヴンである深月と、彼女と同年代のオペレーターであるミルキーによって運用されている事と、その特徴的なシルエットの頭部から「ウサギ」とも揶揄される。
作戦内容やアリーナの対戦相手に応じて武装や機体構成を大きく変える為、決まった機体構成を持たないが、後にアスマ・グリーンフィールドが開発した新世代規格ジェネレーターと試作型の中量腕と軽量二脚を装備し、それを基本形とする。
アスマによって深月専用に特化したチューンナップが成されており、特に新世代規格ジェネレーターの出力は陸戦兵器たるACに規格外の推力を与え、限定的ではあるが空戦能力を与えるに至っており、新世代規格機とも互角に渡り合うだけの戦闘力を発揮する。
これにより飛ぶ鳥を落とす勢いで深月を有力レイヴンの座へと押し上げたが、その極端なチューン故に他のパイロットが乗った場合はその性能を活かすどころか動かすのがやっとであり、深月以外の人間にとっては「欠陥機」でしかない。
しかし、逆に説けば一個人に特化したチューンナップをこなす事自体、アスマの深月に対する愛が成せる業と言える。それ故か、作中では(本来そのような機能が無いにもかかわらず)意志を持つというまるで付喪神が宿ったかのような描写も見られ、深月を守る強い意志を見せた。
また、アスマが過去に自身が開発に携わった軽量二脚型ACに搭乗している描写があり、ウィクトーリアを見上げて「久しぶりだな」と呟くなど、この機体のコアと頭部も、アスマが開発したと見て取れる描写が存在する。
アーマード・コアサイレントラインポータブルにもゲスト的な扱いで登場。
そのプロフィールからダブルハートの師が一時期同じくゲスト参戦したセル・フィッシュと誤認された事もあった(実際にはAC3Pに参戦したサーティが彼女の師である)。