概要
1970年代にウィルディ・J・ムーアによって開発されたガスオペレーション式の自動拳銃。
.45ウィンチェスターマグナム弾や.475ウィルディマグナム弾といった高圧カートリッジを撃てるように48000PSIの圧力に耐えられるよう設計されている。
商品としての正式名称は単に開発者の名前から取られた「ウィルディ」だが語呂の問題で一般的に「ウィルディ・ピストル」や「ウィルディ・マグナム」と呼称されることが多い。
最も有名なのはチャールズ・ブロンソン主演の映画『スーパーマグナム』においてブロンソン演じるポール・カージーが通信販売で入手し、まるでプロモーションビデオかのような解説を挟みつつ、弾薬をハンドロードで込めて町のダニ掃除をするシーンだろう。
これはブロンソンが設計者であるウィルディ氏と仲が良かったことや、同時期に流行していたクリント・イーストウッド主演の映画『ダーティハリー』の当時世界最強の拳銃弾だった.44マグナム弾を使用するS&W M29やオートマグに対抗する為に44口径を越える銃が採用されたとのこと。
商業的に失敗してしまったオートマグとは違い、2011年から5年ほど停止を挟んだが現在も生産されている。
たまにケーブルテレビで再放送されると売り上げが伸びるのだとか。
エアソフトガンではチヨダが唯一モデルアップしており、エアコッキングガンと固定スライドガスガンが発売されているが、日本人向けにグリップがディフォルメされているせいでやや貧相な印象が強い。
最近では『バイオハザードヴィレッジ』にも登場している。