ゲーム概要
イルカのエコーを操作するアクションアドベンチャーゲーム
元々海外版メガドライブであるジェネシス用のソフトの為アメリカのプレイスタイルに合わせてノーヒントなうえ非常にシビアな仕様だった。
又ジェネシス版の頃はアクションが第一でストーリー性は二の次な為そのままメガドライブに移植するのでは評価されない事から、翻訳時にキャラクター性を持たせたうえ、ストーリーの補強を行ったうえで、難易度は下方修正を行ない、日本人向けにシステムの一部仕様変更などの大幅な修正が行われている(それでもなお難易度は高いが。)。
その為一部では詰みゲー扱いされながらも非常に好評価されている。
その結果か、多くの続編と移植が行われている。
ゲームシステム
左上に体力ゲージと酸素ゲージが存在し、酸素ゲージが無くなると窒息してしまう為定期的に呼吸の為海面又はエアポケットに出て呼吸をしなくてはならない。
なお、下方修正がなされていないジェネシス版ではこのエアポケットが全く存在せず、擦るだけでもダメージを受けてしまう上操作性が悪いなどにより難度が非常に高い物と成っている。
ストーリー
謎の大竜巻に連れ去られてしまった仲間はどこに?
仲間の行方を追って大海原で繰り広げられる大冒険
突然現れた大竜巻によって、平和な海が生き物のまったくいない死の海になってしまった。
仲間のイルカを助けるため“エコー”の冒険が始まった。暗く深い海の底、怖い鮫のいる広い海、そして時を越え、“エコー”の冒険は壮大なスケールで繰り広げられる。
この海の底には新たな発見があるはずだよ!
登場キャラクター
エコー 主人公のイルカ。
頭に5つの白い斑点を持つ。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
プレイ動画
移植と続編
- エコー・ザ・ドルフィン(ゲームギア)
ゲームギア用に再調整が行われたエコー・ザ・ドルフィン分かりづらかったクリスタル周りの修正など更に下方修正がなされている模様。
- エコー・ザ・ドルフィンⅡ(メガドライブ)
エコー・ザ・ドルフィンの続編でグラフィックが更に向上している。
しかし、真のエンディングがビターエンドな為評価が更に二分化している。
- エコー・ザ・ドルフィンⅡ(ゲームギア)
エコー・ザ・ドルフィンⅡをゲームギアに移植した物。
- エコー・ザ・ドルフィンCD(メガCD)
『エコー・ザ・ドルフィン』と『エコー・ザ・ドルフィンⅡ』をカップリングにしてメガCDに移植した作品。
イラストの追加やオリジナルステージが追加されている模様。
なお、海外版でも発売されたがカップリングではなくそれぞれ単品で発売されている。
(CD版エコー・ザ・ドルフィン(動画の英語字幕は編集で付け足された物))
(CD版エコー・ザ・ドルフィンⅡ)
- ecco THE DOLPHIN ~DEFENDER OF THE FUTURE~(ドリームキャスト)
今までのシリーズと違い、ストーリーが新規作成されており、繋がりが薄い作品となっている模様。ドリームキャスト専用作品
ecco THE DOLPHIN ~DEFENDER OF THE FUTURE~公式ページ(ミラーページ)
- 3Dエコーザドルフィン(ニンテンドー3DS)
セガのセガ3D復刻アーカイブス第一弾に収録された作品で
EASYモードの実装などレベル調整が更に行われている。
(1:27以降参照)
- エコー・ザ・ドルフィン(ジェネシスミニ)
北米版メガドライブミニに収録されている。
言語設定を変更する事で日本仕様でプレイする事も可能となっている。
- エコー・ザ・ドルフィンCD(メガドライブミニ2)
メガドライブミニの第二弾にあたるメガドライブミニ2に収録されている。
- エコー・ザ・ドルフィン・エコー・ザ・ドルフィンⅡ(ジェネシスミニ2)
海外版メガドライブミニ2であるジェネシスミニ2には1とⅡがそれぞれ単品扱いで収録されている。
(エコー・ザ・ドルフィン(3:39~) エコー・ザ・ドルフィンⅡ(5:00~))
余談
- 本作はなんと英国の王立海洋生物保護団体の推薦状をもらっているという作品である。
- もっとも、その経緯は実際のところ本作が超展開のストーリーであることを踏まえたうえで断られることを前提にネガティブプロモーションのネタとして申請に行ったのだが、担当者が序盤だけ見て感動して判断したのか本当に推薦状をもらってしまったというのが真相であるとのことらしい。ある意味セガらしいというかなんというか...
関連タグ
外部リンク
ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~『エコー・ザ・ドルフィン』
ecco THE DOLPHIN ~DEFENDER OF THE FUTURE~公式ページ(ミラーページ)