概要
セガマークⅢ用ソフトを、メガドライブで使用可能にするアダプタ。メガドライブ最初期のソフト不足をカバーするための製品で、ある程度ソフトが出揃うと製品としての役割を終えたため販売期間は短い。また、あまり積極的に販売もされていなかったため、出荷数・現存数が少なく希少となっている。
メガアダプタ本体には、セガ・マークⅢ用のROMカートリッジスロットとマイカードスロット、ポーズボタンのみが装備されており、メガドライブ本体のカートリッジスロットに挿して使用する。 セガ・マークⅢ用ROMカートリッジを接続すると自動的に、互換モードに切り替わるようになっていた。そのため、メガアダプタの内部構造はポーズボタン用の割り込み回路がある以外、アドレスとデータ（下位8ビットのみ）バスをそのまま結んでいるだけで、ほとんどがピン配列の変換パーツで占められている。ただし単に結線しただけではマークⅢとメガドライブのBIOSの違いにより一部のレジスタが初期化されない（一部のタイトルで不具合が出る）ため、純正のメガアダプタではわずかなICの追加で対処されている
一部周辺機器が動かないうえ、SG-1000の特殊機能に依存しているF-16 ファイティングファルコンが遊べない・「セガ・マークⅢ」及び「マスターシステム」のFM音源と「メガドライブ」のFM音源で互換性が無い為PSG音源しか鳴らないなど、完全な互換性では無い模様。
メガドライブ１専用に設計されている為、メガドライブ２ではガワがぶつかって差し込めない為改造又は基板むき出しにするなどしないと、使えなかった。
余談
メガアダプタにセガ・マークⅢ用の”FMサウンドユニット”をはんだ付けで繋いで対応するものや、
メガドライブ専用ソフトとして動くマスターシステムのエミュレータを自作する人などがいる
又、メガアダプタにセガ・マークⅢ用の”FMサウンドユニット”を内蔵してマスターシステム(セガ・マーク4ジャパン）仕様に改修するキットや、
（メガアダプタ マスターシステム仕様の音源テスト動画）
（FM音源対応ソフト集 兼 PSGとFM音源比較動画）
（マスターシステム仕様 開発メイキング動画）
マイカードが使えない制約が有るが、FM音源対応版のメガアダプタがネットで出回っている模様
発売中止となってしまったが、セガサターン版メガアダプタも存在していた
その為互換機能を呼び出す事が出来れば、セガサターンで「メガドラタワー」仕様のメガドライブを動かす事も可能だと推測されている。
