エディ(ギルティギア)
えでぃ
『ギルティギア-the missing link-』の登場人物ザトー=ONEの特殊能力として登場。
本来は宿主であるザトーが用いた禁呪であったが、自我に目覚め人間のような心を持つに至った。表立って姿を現したのは同作のザトーのエンディングから。
『ギルティギアX』では名前こそ「ザトー」であったが、その意識の大半はエディが支配しており、キャラクターとしては「エディ」と言える状況だった。
ザトー役の声優だった塩沢兼人氏が2000年に亡くなったことを受けて「キャラの命もそれに合わせる」ために『ギルティギアX』のEDで死亡となった。
『ギルティギアXX』では、独特な性能のキャラゆえにゲームとしては続投させようということとなり、ストーリー上では「影であるエディがザトーの死体を操る」という措置となった。
Xにおいて死亡したザトーの体が崩壊しかかっていたため、XXでは新たな宿主を求めて戦場を奔走する。禁獣の依代となるには、それに見合うだけの強靭な肉体が必要なためである。禁獣には寿命が設定されており、ファウストに「力を使わなければ人並みに生きられる」と告げられるもそれを良しとせず、自らの存在を他者に刻むため戦いを続けた。
最終的には「戦いの果てに衰弱して死亡」と、奇しくも宿主であるザトーと同じ結末を辿っている。
『ギルティギアXrd』ではザトーと共に元老院の手で黄泉返りを果たした。色々あった仲だが、ザトーをパートナーとして認めるようになり、文字通りのセカンドライフを送ろうと誘いをかけている。だが虚無的になったザトーからは無視されていた。
ミリアやヴェノムといった生前の因縁は、エディ自身がザトーのコントロール下にあるためか、ストーリー上で触れられることは全くなかった。
X時代の性格は、ザトーに良く似ており他人を見下した含みのある口調で喋る。かな表記がカナに変換されており、文面からは少し機械的な印象も受ける。戦いの際には相手のデータを収集するとつぶやく事もあった。自らの同胞たる生物兵器の存在を求めて戦場を放浪し、禁獣やギア達の在り方を考えていた。
XXではX時代と比べると残忍さを隠す事が無くなり、X時代の落ち着き払った物とはかけ離れた粗野な性格になった。またXではザトーの事を「私」とまるで自分のように呼んでいたが、XXでは「ざとー」などと呼び完全に別個の存在として受け入れている。影の技もより人外染みた動きや外観が取り入れられている。またザトーの事は憎からず思ってたらしく「殺したく殺したわけではない」との事。
Xrdでは若干明るくなっているようである。
実のところザトーについては、その変化がかなり言及されていたのに対し、エディの方はほぼ言及されておらず詳細は不明なところが多い。挑発によってはエディ本人の声が聴ける場合もある。
STRIVEでも全く言及はされていないが、Xrdの頃と比べてもザトーとも仲良くなったのかザトーの台詞に併せてコミカルなポーズを取ったりするようになった。それに伴ったのかXrdの頃はやや強面で角ばった印象があったが本作ではデザインが丸っこくなっている。また、エディ自身の声を発することがなくなった。
本体とは完全に独立した「分身」を召喚し、個別に操作するスタイルが最大の特徴。
本体と分身の同時攻撃によるガード不能の起き攻めや連続攻撃が可能で、その攻撃性能と爆発力は本作屈指である。
反面、有効な切り返しに乏しく守りが弱い。分身を潰された時は特に打たれ弱くなる。
SLASHで一度弱体化されたが、ΛCでの大幅なアッパー調整により再び最強の座に戻った。