概要
アテネス連邦が開発した最新の軽量型ゴゥレム。全長12メイル(約9.9メートル)。
動力管制の難しさ・脚部の脆さによる着地の難しさが欠点で、操縦できるセンスを持つ者は限られる。
全部で10機製造されたが4機は訓練中の着地失敗で大破して残った6機のうち、ゼスによって再設計し、改修された5機がゼス率いるワルキウレス部隊で使用された。装備は長射程のロングプレスガンとシールドのみで、ゼス機のロングプレスガンは特別製の大口径仕様になっている。
武装
キプネス16
銃剣を装備した長射程のプレスガン
カイト・シャープド・シールド4号
左腕に装備したシールド。厚さがあって防御性は高いが、重さがネックとなってくる。
バリエーション
エルテーミス(クリシュナ王国軍仕様)
クリシュナ王国に鹵獲・回収されたゼス機をベースに修復され、扱い易くなるようデチューンを施した機体。修復の際、損傷が激しく、胸部装甲は変更されている他、腰部装甲と膝部にも微妙な変更が加わっている。識別のためクリシュナ王国軍の正式カラーである赤色にペイントされ、クリシュナのマークを入れられた。
デチューンが施されたものの、並の搭乗士では扱えなかったため投獄されていたジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロスが釈放と引き換えに搭乗士となった。
(ジルグが搭乗を拒否した場合にはナルヴィに候補に挙がった)
エルテーミス・ネオス
装甲と上半身フレーム強度を犠牲に、安全性を高めた新型機。
パーツの数が増えてコストが上がったため、少数の生産に留まっている。原型機とは違い、頭部は丸くなっている。
エルテーミス・エレティコス
エルテーミス・ネオスの遺棄パーツを用いて製造されたゴゥレムで2機生産されている。
柄を連結させることが出来る「イーストシミター」によく似た刀を装備している。
ゼス曰く「エルテーミス系の亡霊」
エレティコスはギリシャ語で「異端者」を指す。
レクシアスを失ったゼスがドクター・へパイスに依頼をかけた近接戦主体のエルテーミス復刻版かどうかは不明。
他、完全上位機の位置とされるレクシアスや、プリギア(アニメ版では別系統からの派生)もある。