概要
ゲームジャンルはアクションアドベンチャー。
見下ろし型の2Dゲームで、プレイヤーは武器で障害物を倒しながら謎を解きつつ探索を行う。
プレイヤーには体力ゲージの他、「性格ゲージ」という珍しいシステムが搭載されている。
これはアイテムの習得などで性格がライト(L)かダーク(D)のどちらかに近づいていく。
説明書ではダークの方が強いと説明されており、これはダーク寄りの性格の方が体力が高めで戦闘面において有利だからだと思われる。一方でライト寄りの性格だと謎解き場面で有利になることがある。
しかし、謎解きがあまりに不親切かつ一部の謎解きに至っては自力で発見不可能なレベルの極悪難易度であり、アクション面も敵の攻撃が苛烈すぎてかわすこともままならない。
グラフィックも当時の水準と比較してもチープ、説明書ではストーリーが語られているもののゲーム内ではほぼ説明なし、一部のアイテムの説明に誤記があるなど問題点が多く存在し、発売から13年以上経過した2000年代になるまでまともな攻略法が示されなかったという逸話をもつ。
あらすじ
主人公は、ある日友人のトレジャーハンターのジョー・クロサワから手紙を受け取る。
「なつかしい友よ。私は今、南米の小国ラデアに来ている。謎に満ちた『エルナークの財宝』を探すためだ。
しかし、この国に着いてから私は非常に不安な気持ちに襲われている。夜も眠れない。
眠ったとしても、何か恐ろしいものに取りつかれる夢を見てしまうのだ。
その名は『闇の紋章』。
正体は分からない。とにかくこんな気持ちは初めてだ。
明日は川を上って財宝があると言われているネクロミアの神殿を目指すつもりだが、こんな状態では自信がない。
できれば君に来てもらいたい。ラデア川の上流にあるモレイの遺跡で待つ。
お願いだ。早く来てくれ!」
主人公はすぐにラデアに赴くが、謎の少女が目の前に現れ一つの石と謎の言葉を残して立ち去った。
それは、「聖なる光により善なる言葉は復活せん」というものだった。
果たして、この言葉の意味は何なのか。そして、ジョー・クロサワを助け出すことはできるのだろうか。
登場人物
- 主人公
プレイヤー。ジョーから手紙を受け取ったことで、モレイの遺跡を訪れる。
- ジョー・クロサワ
主人公の友人のトレジャーハンター。主人公に手紙を送って以降消息を絶つ。
…が、最終面でなんとラスボスとして立ちはだかり、主人公を殺そうと襲ってくる。
この理由は一切説明されていないが、説明書のあらすじから察するに闇の紋章によって操られたものと思われる。
悪堕ちした親友を手にかけなければならないという本来ならドラマチックな展開であるが、あまりにも説明不足&あっさりしすぎていて何の盛り上がりもない。
- 謎の少女
プロローグで主人公に聖なる石を渡し、善なる言葉を復活させるよう促した。
これはゲーム中で木や石など様々なオブジェクトを調べることでヒントの文言を見つけろという意味である。