概要
『ガンスリンガーガール』の登場人物。
CV: 阿久津加菜
父親はジョヴァンニ・クローチェ検事、母親は企業内弁護士のカーラ。
L.ベルニーニ公立中学校の2年生の13歳だが、クローチェ事件によって早すぎる死を迎えた。
髪の色は金髪あるいはライトブラウンで、ストレートのロングヘアにカチューシャをしていることが多い。
文武両道の才女
学業スポーツ共に優秀。
サッカーチームの中心的プレイヤー。
ジョゼと同じくハープも嗜みコンクールの常連。
級友からは両親と同じ法律家、あるいはサッカー選手やプロのハープ奏者になるのではないかと言われるほど才能に富むが、エンリカの関心は自宅に不在がちの家族の目を自分に向けさせることだけだった。
また兄たちの趣味嗜好である車に関する知識も持ち、ジョゼに星座の話をしてもらったのを切っ掛けに星座に興味を持ち勉強していた。
家族からの愛情の飢え
幼少期は多忙な両親、家族と言えど他人に興味を持たない長兄のジャンに代わり、ジョゼに育てられるも、ジョゼも軍属になって以降は家に愛犬のフォルゴーレと共に過ごすことが増えた。
自分に対して関心のない他の家族に対し、構ってくれていたジョゼのことは特に好いており、ジョゼとずっと一緒にいられるとして彼と同じ軍警察に入ることを望むほどだった。
またジャンが婚約者ソフィアを連れてきた際は戸惑いから敵対視するが、愛犬フォルゴーレの死と、ソフィアの持ち前である前向きさと優しさに触れ、二人は徐々に打ち解けていく。
しかし、兄たちも後から合流する予定のバカンスに向かう道中、当初の冷たい態度や無礼な振る舞いをソフィアに謝ろうとした瞬間、クローチェ事件に巻き込まれ両親、ソフィアと共に死亡する。
亡霊<ファンタズマ>
クローチェ事件後、社会福祉公社に転職した兄たちは義体担当官となった。
そして自分の義体にエンリカの名前を捩った名前を与えている。
※ヘンリエッタは英語名から、リコは男性名のエンリコの短縮名から。
死後は彼女自身の意志なのかジャンとジョゼたちの罪悪感からなのかは不明だが、兄たちの周りに幻影として出没する。
その際、最後のバカンスで着たセーラーカラーのワンピース姿で現れ、兄たちを責める場面が描かれる。