概要
バビロニア神話に登場する半神の様な存在である水陸両用の半魚人。
背中の部分はほぼ魚の形をしているが、鰓の部分に顔が、胸鰭の辺りからは腕が、尾鰭の辺りから足が突き出てているという、腹から裂いた魚をすっぽりと被った人間の様な容姿をしている。
伝承によればペルシャ湾から姿を現し、昼間は陸に留まって人類に文字、建築法、法律などといった様々な文明を築き上げるための様々な全ての知識をたったの7日間で与えると夜には海の底へと帰っていったとされている。
シュメール人と日本人を結び付けるトンデモ説の中には、海主(わたぬし)として日本語に取り入れられ、サメを意味する古語ワニの由来となったとする説もある。