曖昧さ回避
お前を、殺したいほど、愛し、憎んだ───
概要
オメルタとは、花梨シャノアールΩから発売された18禁BLゲーム。2011年4月22日発売。原画:立石涼。
初回豪華版は特典として「掟の書」と特典ドラマCD「九龍湯へようこそ」が付属。プレイ時には初回盤では選択肢でセーブができない。その後通常版が発売された。通常版ではシステムが改良され、選択肢でセーブも可能になった。通常版パッケージには描き下ろしイラストが使用されている。
PSP版『オメルタ 〜沈黙の掟〜 THE LEGACY』が2014年11月20日に発売された。
リブレ出版の小説b-boyでコミカライズされた。
ファンディスク『オメルタ CODE:TYCOON』が2013年12月27日に発売。東京湾の危機を描くメインシナリオの他、学園パロディ「オメルタ 〜学園の掟〜」、ちびキャラによるコメディ「まめるた」、番外編「きらきら星に願いを」、シオンアフター「ハニー・スウィート・エピローグ」、サブキャラクターたちのミニストーリー「ベイビーアフターナイト」と「王偉の悩ましき日々」などのミニコンテンツを収録。
PS Vita版『オメルタ CODE:TYCOON 戒』が2016年3月17日に発売された。
マフィアの巣窟となった東京湾岸を舞台に、孤高の殺し屋JJ(ジェイジェイ)と彼を巡る周囲の人々の愛憎を描いたアドベンチャーBLゲーム。主人公は対立する組織シチリア系マフィア『キングシーザー』と、大陸系マフィア『ドラゴンヘッド』のどちらかに属すかで物語は展開される。
また、主人公は関わるキャラによってカップリングの立ち位置が変わる存在に当たる。
登場キャラクター紹介
※○は主人公が攻め。●は主人公が受け。
JJ(ジェイジェイ):『死神』デスサイズ。主人公。日本人。幼少期に飛行機事故に遭い、ゲリラのリーダーに拾われた。その後ゲリラ部隊に所属し、戦闘のスキルを身に着けた。日本に戻った後はフリーの殺し屋になる。
遠野梓(とおの あずさ):『鮮血の針』アイスピック。日本人。元は資産家で一級建築士の息子。JJを親の仇と思い復讐しようと画策するもいつも失敗している。○
橘陽司(たちばな ようじ):『浪花のマシンガン』大阪出身のフリーの殺し屋。他人に興味は持たないが、JJには必要以上に絡んでくる。●
藤堂庄一郎(とうどう しょういちろう):『教授』プロフェッサー。日本人。『バー・エピローグ』のマスター。●
シチリア系マフィア『キングシーザー』
仲間になる際はボス・メンバーと共にオメルタを交わす。
瑠夏・ベリーニ(るか・ベリーニ):『眠れる獅子』ナンナレオーネ。イタリア人の父と日本人の母を持つ。キングシーザーの二代目ボス。●
霧生礼司(きりゅう れいじ):『地獄の番犬』デスハウンド。日本人。キングシーザー幹部。○
大陸系マフィア『ドラゴンヘッド』
メンバーは全員体のどこかに龍の刺青(タトゥー)を入れる。
劉漸(りゅうぜん):『虐殺の帝王』キング・ジェノサイド。中国人。ドラゴンヘッドのボス。●
宇賀神剣(うがじん けん):『氷の処刑台』ノークライキラー。日本人。ドラゴンヘッド最高幹部。●/○
ストーリー
オメルタ~沈黙の掟~
近未来の日本。
局地的な電磁波テロで荒廃し、移民受け入れ政策により海外マフィアが進出し混沌としていた。
犯罪と歓楽に満ちた移民街と化した東京湾岸『龍宮』で、一匹狼の殺し屋JJは対立するマフィアの抗争に巻き込まれる。
中立ルート
JJは組織に属さないフリーの殺し屋として活動。ドラゴンヘッドに入った(または拉致された)梓を救出するのがメイン。
橘・藤堂・梓を攻略できる。
キングシーザールート
組織と縁のある藤堂の口利きでキングシーザーに入団。霧生にスパイではないかと疑われるが、ファミリーには受け入れられる。やがてドラゴンヘッドとの抗争が勃発する。
霧生・瑠夏を攻略できる。
ドラゴンヘッドルート
梓を人質に取られ、脅される形でドラゴンヘッドへ入団。やがて宇賀神のある目的のために行動することになり、最終的に劉との死闘が待っている。
宇賀神・劉を攻略できる。
オメルタ CODE:TYCOON
ドラゴンヘッド首領の劉の不在で以前にも増して無法地帯となっている東京湾岸・龍宮。
さらなる混乱が起こり、南から来たタイクーンが騒動を収め平和をもたらすと噂されている。
記憶を失ったJJは、何者かに捕らえられ、執拗な尋問を受ける日々を送っていた。
やがて脱出し、龍宮に戻った彼は愛する者と再会、湾岸を揺るがす大規模テロを阻止するために奔走する。