説明
オランダ王国の陸軍。正式名称は、「オランダ王立陸軍」。起源は、1572年に州軍と言われる、壮大な軍事組織の一つだった。その後、何百年か分離されて、1814年に現在の「オランダ陸軍」が誕生した。
第二次世界大戦直前には軍団の下で5個師団を編成し、4個の予備役部隊を備えていた。特にオランダ陸軍はドイツ陸軍に強い対抗心を抱いていた。しかし、漫然の準備が足りなかったこと、強大なドイツ陸軍の策に手足も出ず、1940年に降伏した。戦後は、集団安全保障の一翼を担う事になり、本格的な徴兵制を導入された。
冷戦後、徴兵制を廃止し1997年からは全志願制となっており、2011年には戦車を全廃している。2017年現在、約21,400人、予備役兵約3,000人の小規模な陸軍力になっており、平和維持活動に貢献している。