概要
デモンベインシリーズに大抵名前だけ登場する女性で本編ヒロイン覇道瑠璃の母親。発明女王の異名を持ちデモンベインの修復に大きく貢献した。本編中では故人。
プロフィール
人物
容姿を一言で言えば、金髪慧眼で眼鏡を掛けた覇道瑠璃。声優は同じ麻見順子
科学を志し様々な発明を行っており、魔術を科学的に解明し活用していくことで魔道という闇の世界を人の光で照らされた光の世界に変える事を願っていた女性。
彼女と覇道鋼造の言葉は仮初めの生を得て蘇ったアズラッドの胸に確かに残っていた。
本編中ではブラックロッジ幹部逆十字の襲撃により落命、逆十字が一人ティベリウスにより凌辱され尽くされた挙句、その亡骸は使い魔である虫の苗どころにされた。
それ故に棺桶の中は見えない状態のまま夫の覇道兼定と共に埋葬された。
経歴
元は裕福な資産家の娘でよく広場でピエロの男性による大道芸を楽しみにしていた。しかし、ある日の夜に父親と共に帰宅途中に強盗に合い父を殺される。その強盗は昼間自身を楽しませてくれたピエロの小父さんであった。
彼は娘の病の治療費を稼ぐも日銭を稼ぐのに精いっぱいであり追い詰められた末恐慌に及んだのだった。
後に街灯が普及するに伴い、あの日の夜にこの科学の灯りさえあれば自分はピエロの小父さんと夜中であっても気付くことが出来、事情を聴くことが出来た筈だ。
その窮状を知った父は快く援助しピエロの小父さんは凶行に手を染めずに済み皆が幸せになれた筈だ――――
たった一つの歯車が無かったために起きた悲劇は科学の歯車で無くせるはずだ。
そう考えた彼女は科学の道を志す。
目覚まし時計をはじめとした様々な科学の発明を行い、科学つまりは人の力による光にて夜を切り開く事を志した才女となった彼女はやがて、段差機関 のオークション開始直前に覇道鋼造と出会いその運命を大きく変えるのだった。
機神胎動にて様々な怪異と人の戦い、そして人類の叡智と魔道の混血児たる魔を断つ刃。その不倶戴天の敵リベル・レギスとの闘い。
マスター・オブ・ネクロノミコンの最期。それらを目にした彼女の協力によって数年の後に遂にデモンベインの修復が完了するのだった。
その後、孤児院を経営し未来の覇道財閥の人員の育成やゴリアテといった大型魔導機械の発明などを行っていた。
また、魔導パワードスーツのメタトロンの開発などその才は止まる事を知らない、ドクターウェストに匹敵する頭脳に加え倫理を弁え将来を見据えれる不屈の精神の持ち主。
その人間的な強さは大十字九郎と同質・同等ともアルには言われている。
夫である覇道兼定とは彼が子供の時分から覇道鋼造を介して繋がりがあり姉弟みたいな関係であり、鋼造が失踪した際の遺産分割を巡って彼が自分を腹違いの姉弟だと邪推してたの知った際は激怒しその尻を引っぱたいた。
その様子たるや、瑠璃とライカに尻を蹴とばされる九郎のよう。
その他
機神飛翔デモンベインに登場する未完成のデモンベインは各種パーツをアリゾナから輸送した仮組すら完了していない状態で、彼女とアル・アジフが最初に見たデモンベインの姿である。
本編後の再構成された世界ではアンチクロスが居らず存命、娘の瑠璃に総帥の座を押し付けた兼定と十数年置きの査察という名のハネムーンに出かけた。