概要
オータムブレイズとは、マイリトルポニーの登場キャラクター。
森の中で集落を作り生活している「キリン(kirin)」の一人。
人物
AJとの初対面時には他の住民共々無口かと思われたが、実際はあのピンキーパイに匹敵するレベルの早口かつ極度の歌好き。まだ村が活気付いていた頃はコメディアンとしても活躍していたらいく、自分のジョークはいつも好評だったとのこと。
だが後述するキリンの風習に逆らい言葉そのものは悪ではないと伝えようとするものの、それが受け入れられず集落からの退去を迫られ、一人集落から離れて生活していた。
キリン/ニリック
前述の様に、リーダー格であるレインシャイン(CV:ニコール・ボーマ)をリーダーとして楽しく平和に暮らしていたが、怒りの感情に飲まれるとニリック(Nirik)という怪物に変身してしまうという負の特性があり、それにより多くの被害が出てしまった事を踏まえ、近くにあった「静かの川」に浸かる形で言葉と感情を封印し、言葉によるコミュニケーションを交わせなくなってしまった代わりに平穏を保ち続けていた。
オータムも一度この川に浸かるが、偶然見つけた「子馬の吐息」という薬草を見つけて言葉を取り戻した。が、それは現在のキリンの平穏に逆らう事も同義であった為に現在に至る。
劇中では友情問題解決の為にやってきたフラタシャイとAJと出会い、子馬の吐息を探して言葉を取り戻そうとするが、その最中に二人が口論を始めた為に住民達が二人を魔法で拘束して静かの川に浸からせて言葉を奪おうとする極端な手段に出ようとしてしまう。
が、ギリギリのところでニリックと化したオータムが間に入り難を逃れる。フラタシャイの「何故ニリックになっても平常心を保てるのか」という問いに対し、「言葉は悪ではない、自身で感情をコントロールする事が大事」という当たり前ではあるものの、揉め事を避けるが故に目を逸らし続けた結論を語り、ようやく住民達も言葉を取り戻す事を決意した。
なお、子馬の吐息は山を越えなければ見つけられない場所にあり、動物に教えてもらう形でフラタシャイが見つけ、最終的に皆言葉を取り戻し、友情問題は解決を迎えたのであった。
住民達も自分達の負の習性を自覚して折り合いをつけようとしたが故の結果であったものの、やはり「言葉を全部消す」という手段は些か極端であったといえよう。
なお、この描写は作中で言い争いを繰り返していたAJとフラタシャイと対比になっており、言葉によるコミュニケーションによる諍いも多々あれど仲の良さを保ち続けた二人と諍いから目を逸らし極端な手段に出たキリン達という構図になっており、MLPの教訓的なエピソードが色濃く出た回でもある。
その後は異種族間の交流も盛んになった様で、S9E26の世界ではSchool of friendshipに通っているとおぼしきキリンも登場している。