2000年に24系の電源車であるカニ24-510を種車にして改造された。
客車と電源車では電源車の方が検査周期が短く、電源車の検査周期に合わせて列車を運休させていては効率が悪化するため、カハフE26が検査で動けない時にも列車を運行できるように用意された。
主な改造点としては
- 荷物室を車内販売などで用いる業務用室へ変更
- 発電セットの更新
- スロネE27-201と連結する側の連結器を密着連結器へ交換
- テールサインを幕式から機関車に装備されるのとほぼ同じ円形のものへ変更
の4点で、荷物を積載しなくなったため事業用車のヤ扱いとなった。
E26系のブレーキは電気指令式ブレーキだが、カヤ27を連結する時は電気指令式ブレーキが使用できないため応荷重付自動空気ブレーキが作動する。
この車両が電源車になっている場合当然のことながらラウンジは利用できないが、時刻表でその旨が記載されることはなかった。
現在も尾久車両センターに所属しており、尾久から黒磯間で乗務員訓練のための試運転列車などに用いられることがある。その場合、同社両センター所属のEF81に牽引されて走行する。
ブルートレインが全廃した今、それ用として誕生した車両の最後の生き残りともいえる存在である。