概要
『ソニックカラーズ』から初登場した宇宙人『ウィスプ』の体内に蓄えているエネルギーを借りることによって使える力。
ウィスプ達の心優しい性格ゆえに、ウィスプが全く気に入らない相手には使用不可である。
ちなみに、使いすぎてしまうとウィスプの命に関わることも。
これまで出てきたカラーパワーの数は全てで17種。ウィスプの色によって、もらえるカラーパワーもそれぞれ違う。
ちなみにウィスプの本編記事にも書いてある通り、日本版発動時のボイス担当は立木文彦氏で、まさにガイアメモリそのものである。
カラーパワー一覧
ここでは各カラーパワーの紹介とともに、『ソニックフォース』でのウィスプを元にした武器『ウィスポン』における、それぞれの通常攻撃と特定のウィスプを取った時に出来る特殊行動や、『チームソニックレーシング』でのそれぞれのウィスプによるパワーアップもまとめて紹介する。
『ソニックカラーズ』から登場
ホワイト・ブースト(White Boost)
- ホワイトウィスプの力を借りて使うことができる。ブーストゲージをため、高速でステージを駆け抜けることができるブーストを使うことができる。他のカラーパワーのような変身は無いため少々曖昧な点もあるが、まああまり気にしないでほしい。
- 『チームソニックレーシング』ではブースト能力で一気にマシンを加速させることができる。言い換えればマリオカートのキノコである。
- ちなみに、『チームソニックレーシング』を除き、唯一発動時のボイスが無いという点がある(まあブースト発動時にちょくちょく鳴ってたらうるさいのは確かだが)。
- ちなみに、『ソニックカラーズ』及び『ソニックカラーズアルティメット』にて旅の仲間として共に行動するヤッカーもホワイトウィスプの一種ではあるが、ホワイト・ブーストの能力を借りることはなかった(もし仮にあったとしたらどの様な感じだったのだろうか)。
- もう一つ余談として、『ソニックフォース』では、アバター以外のモブキャラ達が使うウィスポンは、先端がホワイトウィスプを元にした形になっているが、どんな能力なのか詳細は不明。
シアン・レーザー(Cyan Laser)
- シアンウィスプの力を借りることによって使えるカラーパワー。シアン色の光線になって光速で突進する。道中にあるプリズムにぶつかることによって跳ね返る。
- 道中にある電線に当たるとその電線内を突き進みショートカットすることができる。
- 『チームソニックレーシング』では高速で進まない代わりに相手に一定時間当てるとスピンさせ妨害する極太レーザーを前方から発射する。
イエロー・ドリル(Yellow Drill)
- イエローウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。黄色のドリルの様になり地中を潜って進むことができるだけでなく、水中を高速で移動する時にも使える。
- 地中を潜ってる時と水中を潜ってる時のBGMがそれぞれ異なるというこのカラーパワーならではの特徴も。
- 『ソニックフォース』では、イエローウィスプを元にした武器『ドリルウィスポン』が登場。相手に高速で突撃し貫くことができる。イエローウィスプを取った時にできる特殊行動は地面や壁に沿って高速で突き進むことができる。主に移動用で役立つ。タイムアタックでよく使われる。
- 『チームソニックレーシング』では黄色のドリルの姿になり無敵状態で相手に突っ込むことができる。言い換えればマリオカートのキラー。
オレンジ・ロケット(Orange Rocket)
- オレンジウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。オレンジ色のロケットになって天高く舞い上がる。一定時経つと終了し、そこからはフリーフォール状態になる。
- DS版『ソニックカラーズ』では横に飛ぶことも可能。途中にあるハンドルに当たることによって横へ縦へと向きを変えられる。
- 『ロストワールド』ではこのオレンジ・ロケットのカラーパワーを使わないと取れない隠しアイテムや、見つけられない隠しルートもある。
- 『チームソニックレーシング』では障害物や壁に跳ね返り敵に当たるロケット弾となる。言い換えればマリオカートのみどりコウラ。
ピンク・スパイク(Pink Spike)
- ピンクウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。ピンク色のトゲトゲした球体となり転がっていく。スピンダッシュをしての高速移動も可能。
- 壁や天井にも登ることができる。それを使わないと行けないルートや取れないレッドリングなどのアイテムもある。
- 『チームソニックレーシング』では、自分の周りにトゲ付きの球体を発生させ、当たった相手をスピンさせる。
ブルー・キューブ(Blue Cube)
- ブルーウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。青色のキューブ(立方体)になり落下。落下の衝撃で周辺にいる敵を倒したり、障害物を破壊することも可能。
- 青色のブロックとリングを切り替えることもできる。どのリングは取っていいか、どのブロックを足場にするのかという頭の回転も必要になってくるカラーパワー。
- 『ソニックフォース』ではブルーウィスプを元にしたハンマー状の武器『キューブウィスポン』が登場。地面を叩くと敵をブルーキューブ状態にする。その後にもう一回地面を叩くと敵を一掃することができる(ただし空中の敵には効かない)。ブルーウィスプを取った時にできる特殊行動は自分の足場に青色のキューブを出現させ高台への移動を可能にする。
- 『チームソニックレーシング』では青色のキューブを生成させる。マシン前方、後方や、さらにはコース上に設置可能であり、当たった敵レーサーをスピンさせる。
グリーン・ホバー(Green Hover)
- グリーンウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。緑色の謎の浮遊体に変身しホバー飛行することができる。リングが一直線に並んでいる所で使うと『リングダッシュ』というライトダッシュが発動する。リングダッシュ発動中はカラーパワー使用中のゲージが減らない。
- 『ソニックフォース』ではグリーンウィスプを元にした武器『ホバーウィスポン』が登場。通常攻撃は強力な風を発射させて攻撃することができる。グリーンウィスプを取った時にできる特殊行動は、空中を一定時浮遊することができる。
レッド・バースト(Red Burst)
- レッドウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。赤色の火の玉となって宙を飛び回ることができる。最大までためた炎を解放するとその大爆発による衝撃で周囲の敵を巻き込み攻撃することができる。
- 『ソニックフォース』ではレッドウィスプを元にした火炎放射器機能の武器『バーストウィスポン』が登場。火炎放射器のごとく炎を発射し攻撃できる。レッドウィスプを取った時にできる特殊行動は、炎を噴射した勢いで連続ジャンプを発生させる。ちなみに『ソニックフォース』内で最初に使うことができるウィスポンであり、クセもなく使いやすい。
- 『チームソニックレーシング』では、マシン後部から炎を吹き出しマシンの走行線に炎の道を作る。触れたレーサーをスピンさせる。
パープル・フレンジー(Purple Frenzy)
- 改造されたウィスプであるダークウィスプの一種、パープルウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。紫色の大きな化け物に変身し無差別に暴れ回り、あらゆる障害物や敵を喰らい尽くす。
- 道中にある障害物や敵を食べれば食べるほどどんどん巨大化する。
- 現時点『ソニックカラーズ』及びリメイクの『ソニックカラーズアルティメット』以外のソニックシリーズに全く登場してないカラーパワーである。
バイオレット・ボイド(Violet Void)
- 改造されたウィスプであるダークウィスプの一種、バイオレットウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。スミレ色のブラックホールになり敵や障害物を豪快に吸い込む。
- 先述したパープル・フレンジーと似たように、敵や障害物を吸い込めば吸い込むほど巨大化する。
- 『ソニックフォース』ではバイオレットウィスプを元にしたウィスポン『ボイドウィスポン』が登場。前方にブラックホールを発生させ周辺にある敵を吸い込み攻撃する。バイオレットウィスプを取った時にできる特殊行動はスティックを傾けた方向に瞬間移動できる(余談だが、このボイドウィスポン、『ソニックフォース』のパッケージに大きく描かれてるのにもかかわらず、ゲットできるのは1番最後(しかもラスボス戦の後)という、良く分からない立場である)。
- 『チームソニックレーシング』では周辺のリングやアイテムボックスを吸い込むと同時に、攻撃ウィスプを吸収し無効化することができる。
- ちなみに元々の名前は『バイオレット・ヴォイド』だが、チームソニックレーシングから『バイオレット・ボイド』へと表記が変わっている。
『ソニックロストワールド』から登場
インディゴ・アステロイド(Indigo Asteroid)
- インディゴウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。藍色の惑星の様な姿へと変わり、周辺にあるものを全て巻き込み分解してデブリ化させそのサイズに応じて大きくなる。最大まで大きくなるとあらゆる敵を粉砕する。
- 先述したバイオレット・ボイドと少し似ているが、バイオレット・ボイドは「敵などを吸い込んで大きくなる」のに対しインディゴ・アステロイドは「敵やギミックを分解し、デブリ化させ大きくなる」と、区別されている。
- 『ソニックフォース』ではインディゴウィスプを元にした武器『アステロイドウィスポン』が登場。アバターの後ろにいるカクカクした分身が5体発生し、それを突撃させ攻撃する。インディゴウィスプを取った時にできる特殊行動は、周囲にデブリリングを纏って無敵になり、周囲のアイテムを引き寄せる(意外とこの能力がタッグステージのメタルソニックやインフィニットが使う体当たり攻撃に打ち勝てるという中々強力な判定持ち)。
クリムゾン・イーグル(Crimson Eagle)
- クリムゾンウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。紅色のイーグル(ワシ)の姿に変身し超高速で空を飛ぶことができる。
- ゲームパッドか左のスティックを回すことによって動き、ボタンで一回転し加速する。
- 『チームソニックレーシング』では近くにいるライバルをロックオンし攻撃できるホーミング弾となる。先述したオレンジ・ロケットとは地味に違う(こちらはホーミングしない)。言い換えるならマリオカートのあかコウラ。
マゼンタ・リズム(Magenta Rhythm)
- マゼンタウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。マゼンタ色の音符に変身。ゲームパッドのタッチスクリーンのタッチする場所に向かって飛び跳ねて進む。発動中にリズムが合えばリングがもらえるというちょっと変わったカラーパワー。
- マゼンタ・リズムのカラーパワー中に見える音符の道しるべを辿ると、意外な発見も…?
- ただし跳ねて進むゆえ動きがスローになりがちであり、タイムアタックではあまり役に立たないのが玉に瑕。
- 『チームソニックレーシング』では相手レーサーの視界、画面を音符でふさぎ、運転を妨害する。言い換えればマリオカートのゲッソー(だが、こちらはダッシュなどでも取れないため、別の意味で厄介なのかもしれない)。
ブラック・ボム(Black Bomb)
- ブラックウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。黒色の大きな爆弾に変身して転がる。転がっている間は敵を潰すことができる。カラーパワー終了時には爆弾のごとく大爆発を発生させ周囲を攻撃する。
- 『ロストワールド(WiiU版)』ではMiiverseを利用することによって手に入れることができた。
- 『チームソニックレーシング』ではブラックウィスプを巨大な爆弾にして豪快に投げる。当てるのがかなり困難だが、一発当てると周囲の敵をまとめて吹っ飛ばす強力なカラーパワーとなっている。
グレイ・クエイク(Gray Quake)
- グレイウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。大きな灰色の鉄球に変化し、落下した勢いで強力な地震を起こすことができる。それで発生する地ならしを使うことにより周囲の敵を攻撃できる。
- 『チームソニックレーシング』では前方に地ならしを出した直後、地面から大きな石の柱を大量に発生させ、それに当たった敵レーサーをスピンさせる。使用者や同じチームのレーサーへの影響はない。
アイボリー・ライトニング(Ivory Lightning)
- アイボリーウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。全身がアイボリー(象牙色)の電気と化し、高速で移動できる。電気は敵を攻撃したり、ワイヤーのように使うことも可能。
- 『ソニックフォース』ではアイボリーウィスプを元にしたウィスポン『ライトニングウィスポン』が登場。通常攻撃は電気のムチでの広範囲攻撃。2Dでは縦に、3Dでは横に振る(その際少し前身するため、その慣性でうっかり落下ミスにならない様に注意)。アイボリーウィスプを取った時にできる特殊行動は敵やリングの前で使うことにより、ライトダッシュ及びライトアタックができる。
- 『チームソニックレーシング』では全ての相手チームのレーサーに回避困難な雷を落とす。言い換えればマリオカートのサンダー。
『チームソニックレーシング』から登場
ジェイド・ゴースト(Jade Ghost)
- ジェイドウィスプの力を借りて使うことができるカラーパワー。
- 『チームソニックレーシング』では、一定時間透明化及び無敵状態のゴースト状態となり相手や障害物をすり抜けることが可能。効果終了時には近くにいる敵レーサーからウィスプを奪い取ることもできる。ただし、使用中はリングの取得ができないことに注意。
- 後に『ソニックカラーズ』のリメイク作『ソニックカラーズアルティメット』にて逆輸入での登場。ジェイド(翡翠色)のゴースト(幽霊)へと変化し、壁をすり抜けて移動したり、壁の向こうにいる敵に向かってホーミングアタックしたりすることができる。