カンパネルラ(ラスピリ)
かんぱねるら
「はいはーい。愛しのカンパネルラさんですよ?」
CV:M・A・O
古都ホープレスにあるアークエンド第8支部に所属するピリオドの一人。容姿端麗で他の隊員からの人気も高いが自由奔放で掴みどころのない性格をしており、「第八支部のラウドスピーカー」という通称を持つ。ハルを困らせることもしばしば。
一見すると普通の人間種の女性だが、スカイレルム出身。スカイレルム人は本来全員が飛行が可能な有翼人種だが、飛行のできない小さな翼しか持っていないカンパネルラは彼らが「フォールン」と呼んで侮蔑と迫害の対象とする存在であった。故郷では迫害を受けていたことを匂わせる発言があり、因果関係は不明だが真っ暗な部屋では眠れないらしい。
故郷を出た経緯は不明だが子供の頃はヒューマレルムの郊外にある孤児院ルカ・ルサルカの家で暮らしており、現在もことあるごとに訪問して、後輩の孤児たちの様子を見に行っている。
その後一時期零番街で寝起きしており、その時期にエーリカとドンパチしていたらしい。ディセンバーのロラによると当時と現在ではキャラクターが大きく異なるらしく、「クロパネルラ」という通称が定着している。
彼女は小さな翼の事を誰にも語らず外出時は常に鞄を背負って隠していたが、とある事件をきっかけにハルに知られてしまった。世間知らず故か侮蔑することなく受け入れた彼とはそれ以来秘密を共有する仲になり、程なくハルの下宿先の隣の部屋に引っ越してきて、バールのようなもので壁に穴を開けて自由に出入りするようになった。
カンパネルランドという遊園地を作るという夢があり、その実現のために妙な行動力を示すこともある。現在では壊滅した零番街の再建計画にかこつけてその夢を実現しようとしており、サブストーリーではオーガストの残党やディセンバーを巻き込んで奮闘する様子が描かれている。
なお、水のセラフィムであるセレアスは昔フォールンと親しくしていたと語っており、現在身分を捨てて出奔してその後を追っているが、それがカンパネルラのことなのか単なるミスリードなのかは今現在明らかになっていない。
ユニットとしてはヒューマレルム・火属性の☆3キラー。得物は長剣。スキルのカンパネルラッシュは敵の行動を遅らせる効果を持つ三連撃。数少ない三枚目の育成ボードが用意されたユニットでもあり、コンプリートすると幼少期(自称)の着せ替えを入手可能で別人なぐらいに外見が変わり、自身の出生もあってか、スカイレルムのキャラのような雰囲気になる。12章はカンパネルラさん中心の話である。
以下ネタバレ注意
スカイレルムで聖教の神とされているレベルVIスパイラル「デミウルゴス」に生贄として捧げられ、一度取り込まれ死亡しているが、強い意志により復活し、スカイレルムの地を聖教の神から拒まれた忌むべき存在として追放された。復活した際に聖教の神の分身体というスパイラルと人間両方の性質を持っている存在と実は人外に等しい存在となっていたようである。聖教の神の目的が自身の力を持った分身体を生み出すことであり、実は彼女こそが神から祝福された存在で、他の天空人が神にとってはただの「贄」、つまりは食料同然であった。その事を知ったカンパネルラ怒りそして覚醒し、真の姿になり、12章ラスト付近で聖教の神を両断したかに思えたが、デミウルゴスは光のセラフィムレイチェル、暗部のボスのペネトレイトの呼びかけにより復活し、セラフィムの2人、アルタイル、クロエを操り撤退するスペアレルム軍に攻撃を仕掛けるのであった。
性格に関してはほぼ同じであるが、ワイズマン一向の雇い主にあたる人物がヘアースタイル、シルエットが同じであり、6話でカンパネルラと同一人物であることが明言され、仮面、全身タイツ姿の時はクロパネルラという通称である模様。変身とかではなく、普通に着替えている。メタが多すぎてしれっと流されそうな感じではあったが、第7話でアニメでも実はスカイレルム人であるような事が判明した。ちょこには薄々感ずかれていたようだが、9話にてエーリカにクロパネルラ時の姿を目撃されてしまう。11話ではクロパネルラの姿でハル一向にワイズマン一向を助けて欲しいと頼むが、何故かハル、ガジェル、リーザの3人にはカンパネルラと気がついていなかった様子だったが、エーリカにはしっかりバレていたようある。最終回にて本部からの秘密司令でハル一向を鍛えるためにWパネルラをしていた事が判明した。またアニメBDの初回限定でアニメ版ユニットが登場し、間接的にクロパネルラの姿のユニットが実装された。