『シマを見てくるよ。───オレたちのグローブ・ストリートをね』
CV:Young Maylay
概要
Rockstar Games社から2004年に発売されたオープンワールド型クライムアクションゲーム「グランド・セフト・オート サンアンドレアス」の主人公。
通称“CJ(シージェイ)”。
ゲーム開始の5年前に弟であるブライアン・ジョンソンが若くして死亡。それによって様々な重圧を受けるようになった彼は故郷ロスサントスのストリートギャング「グローブストリート・ファミリーズ」を抜け出し、東海岸はリバティーシティのマフィア「レオーネファミリー」の下でシノギを立てて生活していた。
このゲームはそんな彼が母の訃報を聞き付け、5年ぶりにロスサントスへ帰郷するところから始まる。
5年ぶりに故郷へ帰還したCJは再会した兄ショーン・ブライアン(スウィート)からグローブストリートの現状を聞かされ、故郷の隆盛を取り戻すべく一念発起するのであった。
性格はクールだがどこか純朴・素朴であり、仲間や家族といった絆を大切にする「クライムアクションゲーム」であるGTAシリーズではやや珍しい性格。
その為、帰郷早々に母だけでなくかつての仲間たちの死を知って深く落胆する姿を見せているほか、負い目からか仲間の頼みであれば(内容によっては些か文句を言いつつも)何でも引き受けて実行に移してしまう。
といっても根っからの善人ではなく、目的のためならばギャングやマフィアはおろかカタギの人間相手でも容赦することはなく、まして家族を侮辱するような輩には死をもって償わせるなど、GTAらしい凶暴・過激な面も備えている。
そんな性格ゆえか、はたまたシリーズ5作目という世界観インフレの結果か、彼のサンアンドレアス州を文字通りめぐる大冒険はシリーズでも最大規模のスケールで描かれることとなり、それに従って彼の取り組むミッションも後半に行くに従ってブッ飛んだ内容になっていく。
例…軍事基地に単身潜入、戦闘機の奪取、ダムからのバンジージャンプなど‥どこかのエージェントですか?
また女性関係もやや軽く、ゲーム中ではなんと6股までかけられる。
まさしく「やりたい放題」を体現する主人公である。
ちなみに、本作はキャラクターモデルのカスタマイズ要素が非常に充実しており、服装は帽子・ネックレス・腕時計といった小物まで豊富なラインナップから選ぶことができるほか
体型までも「脂肪」「筋力」といったステータスを増加させることで太ったCJ・マッチョなCJにカスタマイズすることができ、それによって通行人の反応が変わったり一部イベントに影響を及ぼすことすらある。
モデルはカリフォルニア州コンプトン出身のラッパー、ドクター・ドレ(Dr. Dre)。
見た目や出身地の他、実業家や音楽プロデューサーとしてマルチに活躍した彼の半生もキャラクター造形に影響を受けているものと思われる。
余談
とあるYoutuberがGTAシリーズの主人公で最も人を殺めたのは誰か検証した動画では、CJが最多の734人で1位に輝いた(2位がGTA4のニコ、3位がGTA5のマイケル)。
放火を行った後中にいた女の子を助けて交際する文字通りのマッチポンプを行ったり、妹のケンドルを「娼婦みたいだ」と馬鹿にした工事現場の作業員の現場監督を仮設トイレに入ったままコンクリートで生き埋めにしたり、設計図を撮影するために観光客を攻撃してカメラを奪ったり。OGロックのためにマッドドッグのライムブックを盗みマネージャーを殺害しておきながら、自殺しようとした彼を助けて何食わぬ顔でマネージャーになりOGロックに全ての責任を押し付けてライムブックを取り戻したりと。先述の性格とは正反対にGTAシリーズで一二を争うサイコパスではないかと言われている。
関連タグ
フランクリン・クリントン ……GTA5の主人公の一人であり、CJのそっくりさん、或いはリブートとも言える存在。
尚、彼とCJの声優は従兄弟同士である。