概要
グランドセフトオートシリーズ8作目。GTA3以来のナンバリングタイトルである。また、HD対応ハードへの初進出作品でもある。
時代は2008年。舞台はGTA3やLCSと同じリバティーシティだが、時代設定などは一新されており、GTA3シリーズとはパラレルワールドという関係になっている。
ちなみにGTACTWも同じリバティーシティが舞台だが、ハードの容量の都合上、オルダニーが丸々削除されている。
後に追加DLCとして、The Lost and Dammed、The Ballad of Gay Tonyが発売される。
当初、DLCはXbox360向けだったが、現在はDLC2作が一緒になったEpisode From LibertyCity、本編とDLC2作がセットになったGTA4コンプリートエディションが発売されている。(コンプリートエディションはPS3向けはBD-ROM1枚、Xbox360向けは容量の都合か、DVD-ROM2枚組。)
本編の主人公はニコ・ベリック。
スピンオフThe Lost and Dammedの主人公はジョナサン"ジョニー"・クレビッツ。
同じくスピンオフThe Ballad of Gay Tony主人公はルイス・フェルナンド・ロペス。
本編
ストーリー
主人公、ニコ・ベリックは散々な人生を送っていた。
彼はユーゴスラビア(現在のセルビア)で生まれ、幼少期はアル中の父親から罵倒を浴び続け、望みもしない戦争に参加しては、自身の所属部隊が自身と仲間の2人を除き壊滅するなど踏んだり蹴ったりだった。後に2人の仲間の内1人が裏切って壊滅したという事を知らされ、同時にリバティーシティへ逃げたらしい事を聞く。
そんな中、アメリカに渡っていた従兄弟のローマンから来る手紙だけが希望だった。
豪邸に女、金、彼はアメリカンドリームを手に入れていた。
そのアメリカンドリームを自分も味わいたい。そして部隊を壊滅に追いやった仲間をこの手で殺したい。
そんな思いを胸に一路、リバティーシティへローマンを頼りに向かう。
だが、現実は非情だった。ローマンはアメリカンドリームどころか、社会のどん底で落ちぶれていた。
今、ニコは真のアメリカンドリームを掴むべく。また、復讐を完遂すべく、立ち上がる。
武器
前作に比べ大分バリエーションが下がった。
リンク先はモデルとなった武器。
近接武器
拳銃
散弾銃
軍用ショットガン(レミントンM1187)
短機関銃
突撃銃
狙撃銃
重火器
その他
余談
ゲーム中に自由の女神像をモチーフにした「幸福の女神像」が出てくるが、よく見ると「顔はヒラリー・クリントンそっくり」、「手にはホットコーヒー(おまけに湯気まで出ている)」、「中に棘の生えた鉄の心臓が見える(しかも脈動までしている)」と、GTASAのHotCoffee問題をひたすら皮肉ったネタにしている。
The Lost and Dammed
ストーリー
オルダニーを根城とするバイカーギャング、ザ・ロストのメンバー、ジョニー・クレビッツは、リーダーのビリーが逮捕されている間、組織を立て直すため、ライバルのバイカーと平和路線を築いていた。
しかし、ビリーが保釈され状況は一変。
あろうことか保釈早々ライバルのデス・エンジェルと抗争を引き起こしてしまう。
果たしてジョニーは、ザ・ロストを立て直す事ができるのか。
追加武器
リンク先はモデルとなった武器
ソードオフショットガン
グレネードランチャー(H&K HK69)
余談
後のGTA5でもジョニーらザ・ロストの面々は登場しており、トレバーによって悲惨な最期を迎える事になる。
The Ballad of Gay Tony
ストーリー
ニコ達の銀行強盗に巻き込まれていた主人公のルイス・フェルナンド・ロペス。
無事に解放された彼は、相棒、リバティーシティのナイトクラブの王、ゲイ・トニーの家に向かう。
だが、ゲイ・トニーは様々な所から借金をするほど、落ちぶれており、ナイトクラブの王としての威厳は微塵もない。
果たしてルイスはトニーをナイトクラブの王へ返り咲かせる事はできるのか。
追加武器
リンク先はモデルとなった武器。