概要
「グランド・セフト・オート」シリーズ3作目。
プラットフォームはWindows、PS2、PS3、XBOX、iOS、Android。
シリーズ初の3Dで、これまでのシリーズを超える自由度の高さで世界中で数百万本規模の大ヒットを遂げた。
舞台は2001年、アメリカ最悪の街「リバティーシティ」。
仲間に裏切られ独り捨てられた主人公は復讐の為、マフィア・ヤクザといった様々な組織で「仕事」をこなしていく。
ストーリー
2001年、コロンビアン・カルテルのメンバーである主人公はボスであるカタリーナと共に銀行強盗を行っていた。
だが、後一歩のところでカタリーナが裏切り、主人公は逮捕されてしまう。
後日、刑務所に移送中、皮肉にもコロンビアン・カルテルが同乗していた"ある人物"を拉致するために護送車を襲撃。そのどさくさに紛れて同じく護送されていたエイトボールと結託し、共に姿をくらます。
そしてエイトボールのつてで、マフィアの幹部を紹介される。
社会の闇のどん底から這い上がる為、主人公は立ち上がり、自身を捨て駒にしたカタリーナへの復讐を誓う。
モデリングが若干ブサイクなキャラクター達
- 主人公
非常に無口でどんな外道な事もやってのける人物。
ただそれだけ。後のGTAシリーズと違い、凝ったキャラ付けはされていない。
本名はクロード・スピード(GTASAで判明)。別名高橋蔵人(カオスモードのプレイ動画から)
- マリア
サルバトーレの愛人。重度のヤク中のアバズレ。LCSではドSで万引き癖もあった。
主人公がポートランドに居られなく理由を作った人。
その後、某桃姫よろしく、カタリーナに誘拐されるが、無事脱出。
なお、エンディングの銃声で死亡という憶測があるものの、真相はダムの底である。
ポートランド
- ルイージ・ゴトレッリ
ポートランドのレッドライト地区でセックスクラブセブンというナイトクラブを経営してる人。
言っておくが、決して超有名ゲームに出てくるキノコ好き配管工の弟ではない。
ついでに前オーナーみたいに変態趣味も持っていない。
現在ディアブロと抗争中。
- ジョーイ・レオーネ
ボスであるサルバトーレの息子。だが、マリアとは血は繋がっていない。
実母はゲーム中のテキストから推察するに、亡くなっている。
フォレッリファミリーといがみ合っている。
- アントニオ・シプリアーニ
通称トニー。LCSの主人公。
マザコンなのは相変わらずだが、体格はふくよかになった。
トライアドと戦争中。彼のおかげでストーリーを進めるとトライアドが主人公に攻撃的になる。
- サルバトーレ・レオーネ
レオーネファミリーのボス。LCSのヒステリックさはなくなっているが、疑心暗鬼になっている。
裏切り者をも始末する冷酷非情な性格だが、最終的に彼らの後を追うことになる。
彼の死後、マフィアの武器にショットガンが加わり、主人公に攻撃的になる。
- エイトボール
爆弾のエキスパートだが、護送車から脱出する時に手を怪我している。
序盤大詰めのミッションで共闘するも、ある一件に関わっている疑惑があるお人。
- エル・ブッロ
公衆電話で仕事を依頼してくる。
璃々として掴み所がない喋り方だが、お気に入りのブツをトライアドに滅茶苦茶にされたときは怒り狂っていた。
正体はディアブロのボス。余談だが、本編に姿は現さないものの、イラストは用意されている。
- マーティー・チョンク
レーダーには表示されないが、公衆電話で仕事を依頼してくる。場所はジョーイの工場の近く。
やることが全部裏目にでているのか、主人公に尻拭いの手伝いをさせる。
正体はドッグフード工場のオーナー。死骸はドッグフードにして始末していた。
最終的には妻の愛人の手によってショットガンで蜂の巣にされる。
ストートン島
- アスカ・カサイ
ヤクザのボス。マリアを通じて知り合う。
ストーリーを進めると主人公と同じく、コロンビアン・カルテルに対して、憎悪を抱く復讐鬼となる。
というか、ショアサイドベル解禁後の彼女のミッションは全部カルテル絡みだったりするが。
- ケンジ・カサイ
"KENJI's"(直訳で"ケンジの")というダサいネーミングセンスのカジノを運営しているアスカの兄ちゃん。
ストーリーを進めると、主人公にいちゃもんをつけ、反感を買い殺される。(←半分嘘です)
- レイ・マショウスキー
LCPDに勤務する汚職警官。
LCSの初な姿から一転、立派な汚職警官になったとさ。
もし、他のミッションで詰む場合、彼のミッションから進めるといい。
- フィル・キャシディ
GTA3シリーズの名脇役。
しかし、同作とLCSでは、1ミッションのみゲスト出演。
- ドナルド・ラブ
ラブ・メディアという大企業の社長。LCSのガキっぽさはなくなっており、良くも悪くもビジネスマンになっている。
モルグパーティーというヤバいパーティーの証拠抹消を機に知り合う。(モルグは死体安置所の俗称)
本人は食人狂というGTA3シリーズ一二を争う位のヤバいキチガイ。
最終的にはどこかに姿をくらます。(モデルの人物と同じく大統領になったのか?)
- キング・コートニー
公衆電話で仕事を依頼してくる。
彼の最後のミッションではカタリーナの策略で、スパンク漬けのイカれ野郎という特攻隊を送り込んでくる。(過激さはGTAのホットドッグ殺人に劣るが、不気味さは今作一である)
その後はヤーディーズが主人公に攻撃的になる。ついでにディアブロも攻撃的になる。
正体はヤーディーズのボス。
ショアサイドベル
- ミゲール
クロードの後釜に収まった太鼓持ち。
LCSでトニーにフルボッコにされ、本作では復讐鬼と化したアスカに捕まり拷問され、最終的に悲惨な死を迎えるGTAシリーズ屈指の不幸体質の持ち主。
- カタリーナ
コロンビアン・カルテルのボス。
人を人とも思わない外道。GTASAでも主人公であるカール・ジョンソンを振り回していた。
感情が高ぶると汚いスペイン語でまくしたてる。別名ツンキチ。
- D-アイス
公衆電話で仕事を依頼してくる。
フーズ内の派閥であるナインズを敵視している。
正体はフーズ内の派閥、レッドジャックスのリーダー。
なお、彼は刑務所に収監されているらしい。
仮釈放の審査があると言っていたが、刑務所の電話は録音されているぞ。大丈夫か?
武器
リンク先はモデルとなった武器。
他のシリーズとの関係
GTA3シリーズのVC、SA、VCSには本作の主要人物が登場している。
本作の約3年前の1998年が舞台のGTALCSがPSPで発売された。(後にPS2でも発売)
上述の通り、主人公はマフィアの幹部として登場したトニーである。
余談
・ストートン島を縄張りとする本作のヤクザたちはゲームの舞台に合わせて皆英語を喋る・・・と思いきや、多くは日本語を喋る。おまけに妙に流暢でドスが効いている。
中でもヤクザの幹部を留置場から奪還するミッションを成功させた際に、そのヤクザの幹部からのねぎらいの言葉がよりにもよって「キ◯タマみてぇな臭いすんなこの野郎」というインパクトは他では見られない代物である。
※ちなみにヤクザたちが喋る日本語には「これは俺の車だっちゅーねん」「お前の母ちゃん好きだね俺」「いい服着てんじゃんよー」などといったごく普通(?)な台詞もある。