概要
『ガンマニア』は、平野耕太による日本の漫画作品。
『ウルトラジャンプ』(集英社)1999年29号・32号・2000年2月号に、それぞれ掲載された。
単行本は未刊。
あらすじ
凄腕だが性格の破綻したガンマン板東英二が、銃を撃ちまくって大暴れする。
ヤクザの依頼により潜入中の中国マフィアを壊滅させ、依頼完了後に板東を始末しようとしたヤクザを返り討ちにしていく。
登場キャラクター
- 板東 英二(ばんどう えいじ)
主人公。凄腕のガンマン。明後日の方向を見ていようと、デタラメな構えで撃とうと、必ず標的に命中させる曲撃ちの名手。
その腕を活かして殺し屋をしている。本人は、自分を「ガンマン」であると主張し、「殺し屋」と言われると激怒する(しかし第3話では自ら「殺し屋」と名乗っており、相手からも2度そう呼ばれているが特に反応していない)。殺しの仕事の際には、お気に入りの歌を口ずさみながら、銃を乱射する。
標的を殺す為には、相手が中国人のマフィアだろうと、場所が警察署だろうと、そこにいる人間を平然と皆殺しにしてしまえる。「ムカつく奴と銃を持っている奴は容赦なく殺すが、どちらでもない丸腰の人間は撃たない」という流儀を持つ。バイセクシャルで、自殺志願の美少年を自慰行為のオカズにしようとした。
- 田(でん)
第1話に登場。中国マフィア・黄龍幇(コウロンバン)の幹部。日本のヤクザの明石組と結託していたが、明石組に雇われた板東に射殺される。
- 池辺(いけべ)
第1話に登場。明石組の若頭。黄龍幇の抹殺を板東に依頼する。凄腕のフリーランスである板東の存在を危険視し、仕事の終了後に殺害しようとするが、返り討ちに遭う。
- 柏崎(かしわざき)
第2話に登場。警視庁梅島署の刑事。板東の標的となった少年達の取り調べを担当した。未成年だから大した罪にはならないと、高をくくっている少年達に呆れ、板東に襲撃された際には彼らを見捨てて行ってしまう。銃を所持していなかったため、「ガンマンは丸腰は撃たない」という主義の板東には殺されずに済む。
- 殺しの仲介者
本名不明。毒舌家の皮肉屋で、女性と見紛う様な美貌の青年。依頼人から殺しの仕事を引き受け、その仕事を板東に回す役割。