概要
ゲーマーたちの死に様を描いた平野耕太によるゲーム漫画。
連載誌は「ファミ通PS」だったのだが、諸般の事情(主に編集部との確執)により、単行本はアスキーではなく新声社ゲーメストコミックスから発売された。
ゲーマーのバイブル……などと言えるような内容ではない。
初期は西新井と綾瀬の恋模様を描いたラブコメディのような雰囲気だったが、部長である寺門のキャラが凄まじく、中盤以降は寺門を中心としたオタクネタまみれのギャグ漫画と化した。ぶっちゃけマトモにゲームを紹介している回すらほぼなく、最終回に至っては連載雑誌を無視してセガサターンのゲームを推したりしていた。
同作者は後に『進め!以下略』『以下略』という似たようなテンションの漫画を描いている。ただし、『以下略』の最終回に寺門が出てきた程度で設定上のつながりは殆どない。
尚、セングラとは戦闘用グラップラーの略。
登場人物
聖学電脳研究部
聖学園高校にて活動するテレビゲーム部。
その活動はテレビゲームのみにとどまらず、スパイvsスパイごっこ、ギレンの野望ごっこなど多岐にわたる。
寺門(てらかど)
部長。重度のクソゲーマニアで新しいゲームに関する知識は少ない。
戦闘力は飯野賢■10人分(自称)。
ゲーム以外の女性や恋愛には全く興味がないらしいが、何故か後述のコナミ&ナムコからは好意を抱かれているリア充。ルックスは悪くなく、セフィロスのコスプレをさせられた時は普段から見違えるようなハマリっぷりだった。
高校卒業後は秘密結社グランドクロスに入社……したはずだが、電脳研究部には引き続き入り浸っている。
外伝作品では教師に転職し、電脳研究部の顧問になっている。
西新井護(にしあらい まもる)
普通のゲーム好きの高校生。忘れられがちだが本作の主人公でもある。
格闘ゲームの実力は高く、地元ではヘルマッシーンと呼ばれていた(自称)。
当初は常識人枠だったのだが、徐々に寺門に侵されて言動も似通っていった。
綾瀬由紀(あやせ ゆき)
ヒロインの眼鏡っ娘。
押しの弱いマトモな美少女に見えるが、実は重度の腐女子。
西新井を電脳研究部に引き込んだ張本人であり、彼とのラブコメを展開した。
梅田古奈美(うめだ こなみ)
コスプレ好きなおっぱい要員。
寺門に惚れているが、全く相手にされていない。名前の由来はもちろんコナミ。
梅島奈夢子(うめじま なむこ)
おっぱい要員その2。
やはりコスプレ好きで寺門に惚れている。名前の由来はもちろんナムコ。
間久部字楽(まくべ あざらく)
顧問。暗黒魔術が得意な神学教師。悪魔系ゲームが好き。通称「悪魔さん」。特技は催眠術。
影の中から現れたり、ゾンビや怪物を作ったり、タイラントとガチバトルしたりとわけのわからない力を誇る。
『HELLSING』最終回で、彼を原型とする「間久部局長」が登場している。
北千住高校ゲーム部
ゲーム代とコスプレ代を引き出すためのダミー部活。
竹ノ塚ヒロシ
バカヤンキー。時代錯誤なリーゼントとソリコミが特徴。西新井にゲーセンで負けて以来、聖学電脳研究部をつけねらう。ゲームの腕は高い。
学園祭にて、北千住高校ツッパリ大軍団を引き連れて乗り込んでくる。しかし字楽先生の催眠術で格ゲキャラになりきった西新井達によって返り討ちにされた。
ブス
身も心もブスなブサイク三連星。
ときメモ的な何かのコスプレをしている。
秘密結社グランドクロス
空中戦艦や海底地獄要塞を作る悪の秘密結社。
定時に帰れる優良企業。
ブラック亮太郎将軍
秘密結社グランドクロス団極東支部首領。笑い方は「ケケケケケ」。
字楽先生の紹介で寺門の面接を行い、採用した。
モデルはヒラコーの友人の田中亮太郎。
その他
寺門司(てらかど つかさ)
寺門の弟。小学6年生の美少年の皮を被ったゲスガキ。
既に独自のゲーム哲学を持っており、兄の悪巧みに手を貸す。
外伝作品では聖学園に入学し、電脳研究部の部長になっている。
デス山ヘル子
バレンタインデーに寺門に義理チョコを渡した女子。
寺門はホワイトデーにお返しとして、小梅ちゃんを渡した(投げつけた)。
乾拳児(いぬい けんじ)
万人受けする作品を供給するスクエアを評価している。
尚、スクエアとはジャズバンドT-SQUAREのこと。