CV:三森すずこ
概要
シャドウガーデン「七陰」第三席。卓越した頭脳の持ち主で、シャドウの言葉をすべて記憶しているが、運動能力は最低。
それ故に付いた二つ名は『最弱』のガンマ。
普段はフロント企業であるミツゴシ商会の代表ルーナとして、そしてミツゴシ銀行の頭取として辣腕を振るっている。
人物
藍色の髪を伸ばした美しいエルフ。
シド曰く「聡明な顔立ちと、理知的な青い瞳、こいつ絶対頭いい奴だって一目でわかる」。
その印象に違うことなく、分析力と発想力といった頭脳面は他の追随を許さずシドから聞いた「うろ覚えの地球知識」を異世界の技術で再現できるほど。
しかし卓越した頭脳の反動か運動神経は最悪であり、時折顔から転んでは鼻血を流している。
それは戦闘面においても変わること無く振った剣は当たらないわ敵前でも転ぶわと運動音痴を曝け出す始末で、剣を教えていたシャドウもその壊滅的な有り様に匙を投げ『魔力をいっぱい込めて叩き斬れ』という指導をするしか無かった。
但しシャドウ自ら悪魔憑きの治療を行った影響で魔力量、純粋なパワーやスピードなどの基礎スペックに関しては他の七陰同様世界でも最上位クラスの水準であり、転んだ際にすっぽ抜けた剣によって敵を両断するなど意表を突く戦い方(?)で敵どころか味方までも撹乱している。
対峙した敵に「神に見捨てられた」だの「呪われた」だの散々に言われ、味方にすらガンマこそが戦場の最大の不確定要素とされている事が本人としては大いに不服らしくいつかはシャドウの隣に立って戦うことを夢見ている。(尤もそれと同時に、戦略眼に優れるガンマが後方で指揮に専念するなら勝ちは見えている、という信頼も寄せられている。)
上述のように戦闘におけるセンスが皆無なためシャドウガーデン加入後もあとから来た新人に追い抜かされ、何度も地べたを這う屈辱を味わい己の存在意義すら見失っていた過去があり、その際に主シャドウによって『知力で戦う道』を示されたことがシャドウガーデンの頭脳たる今日のガンマを形作っている。
そんな今でも戦場でシャドウと肩を並べて戦う為鍛錬を積んでいるようだがガンマの想いが報われる日は来るのであろうか………。
余談
シャドウガーデンの序列は第一に盟主シャドウ、第二に七陰第一席であり実質的な統括者アルファ、第三にその他七陰が続く形になるが、表では企業のトップを張り、大規模な作戦行動では全体指揮を任されることも多く、普段もアルファの指示で実際に部下を動かしているのはガンマであるため一般的な組織構造で見るとNo.3はガンマということになるだろう。