番組内容
26世紀のキッチュ財団トップの科学者Dr.キッチュは、
自ら発明したタイムマシンに乗って20世紀後半の日本へやって来た。
そこでDr.を目敏く見つけた20世紀の少年は、
26世紀の番組KACO“カコ”をDr.と共に聴きながら語り合い友情を深めた。
Dr.キッチュ役は松尾貴史さん。
“20世紀の少年”は、Dr.の一人語りなので実際には喋らない。
聴いている側が20世紀の少年気分になれる。
番組中の効果音、26世紀のニュース、Dr.キッチュと20世紀の少年との会話が、
丁度良いバランスで構成されている。
最終回、Dr.キッチュは20世紀の少年を連れて26世紀へ戻っていった。
キッチュ財団がDr.オオニタに乗っ取られそうになったから。
20世紀の少年はキッチュ財団の創設者で、Dr.キッチュの先祖だった。
イメージイラストが表している番組内の会話
「ううん、だってそうでしょ?
キッチュ財団は私が生涯をかけて築いたものなんですよ。
えっ、それをー、他人に勝手にどうこうされたんじゃ、
滅茶苦茶でござりますがなー。
うん。逆から言ったら、ながるすまりざごでーやちくやちめーっ。
えっ?逆に言うことはない?
まあそれはそうだけどさー。
まっ、詳しいことは今は言えませんけどね、
これは君にだって関係あることなんだよ。
一度26世紀に戻ってはっきりさせないとだめだなっ。
えっ?帰ってしまうのかって、いや、いやっ、放っちゃおけないからなー。
まあ、いいっ。
今夜一晩考えてそれから結論を出そう。
うん。心配するな。うん。
どうするにしろ、ちゃんと君には相談をする。うん。話をする。
えっ?大丈夫だって、黙って居なくなったりせんよ。
うん、だから今夜はそろそろお帰り。
信用せんかー、ワシをーっ、ああっ、
ハハハハハハハハハ。
男の子がそんな目をするんじゃない、ドーンと構えろ、ドーンと。
ノックは3回だぞ、ハアハーン。
えっ、いやっ、今のは、えーどこが面白いかとゆーと、
えっ、ドーンで、えーノックは3回なの。
えーつまり、えー今のはドーンて、で、えーつまり、
えーじゃあ、こっから、こっちへ、あそこへ、えー…」