ピートのふしぎなガレージ
ぴーとのふしぎながれーじ
正式名称は『三菱自動車ピートのふしぎなガレージ』
20年以上続いた雑学番組『Suntory_Saturday_Waiting_Bar_AVANTI』(以下:AVANTI)を終了させて2013年4月6日からスタートし、2020年3月28日まで放送した。
製作陣は引き続きAVANTI時代からのスタッフが名を連ね、雑学を発信する点も変わりない。
しかし、芸能人の売り込みや企業提供による企画ものが実施しやすい番組内容に変更され、スポンサー側からの影響を多分に受けやすくなった。
冠スポンサーの三菱自動車による燃費試験の不正が2016年4月に明かされると、同年4月23日~10月30日までノンスポンサー番組としての放送を余儀なくされている。
不思議な洋館に住む宇宙人のエヌ博士が地球人のシンイチに様々な文化の歴史を学ぶ「ドラマパート」とそれを趣味にする有名人や専門家にその醍醐味を教えてもらう「トークパート」が主軸のラジオドラマ。
エヌ博士(N博士)
洋館の主である宇宙人。気難しそうな顔つきだが非常に多趣味でフランクな人物。洋館のガレージには、昔ながらの遊びの道具から最近話題のグッズが所狭しと並んでいる。後述の『便利カー』や『都合のいい装置』等のハイテク機器で時間旅行に連れていってくれる。とても顔が広く、この番組に登場するタレントや歴史の偉人達は博士と親交がある場合がほとんど。
フランク、というよりフリーダムな性格で行く先々でシンイチを振り回す。時空を超える際の「Here we go!」の掛け声は多種多様。
普段は人間と見分けが付かないが驚くとトサカが飛び出す。
シンイチ(新一)
博士の友人で地球人のごく普通の若者。運動音痴で超インドアな性格。アニメやゲームには割と詳しい。マリアにプロポーズし晴れて結婚したが、ロボットには戸籍が無かったので新居で同棲中。
トークパートでは聞き手役を務める。博士に連れられ、様々な物事の歴史を目にしていく。
愛車はアウトランダーPHEV。
マリア
エヌ博士の助手を務める超高性能ロボット。怪力を始め多彩な機能が搭載されてるが、博士曰く人工知能はまだまだ改良中。そのためか、普段は非常に淡々とした口調で喋るがシンイチと二人きりのときは人間らしい喋り方になる。防衛機能からか好戦的で気性が荒く「アバラを折ってあげるわ」が喧嘩前のあいさつ。元の名前はボッコで詳しくはこちらを参照➡ボッコさん
もともと美人だったがバージョンアップにより名前をマリアに改め、外見も女優の菜々緒そっくりの美人になった。
ピート
シンイチの愛猫のロシアンブルー(♂)。洋館に迷い込み博士とシンイチが出会うキッカケを作った。飼い主に似づ好奇心旺盛でタイムトラベル先でちょっとした騒ぎを起こすことも。
博士の発明で話せるようになったり、人間に変身したり(その際ピーターと名乗る)するが最後は猫に戻る。
薫
大きな眼鏡とショートカットが特徴の女性。叔父が店主を務める古書店「欅堂」でアルバイトしている。家が町工場なので機械に強く、ボッコの修理を手伝った縁で博士達と知り合った。運動音痴だが、シンイチに比べれば断然アクティブ。彼に代わって聞き手役を務めたり、マリアと便利カーで歴史のドライブに出かけることもある。
薫が団長を務めるガレージのメンバーが結成したアウトドアを楽しむ一団。運転手はシンイチ。薫が描いたヤマネコのシンボルマークは「ブタのマーク」等と散々イジられる。(薫本人も絵が下手なのは自覚しているが、団長としての責任から自ら描いた)