概要
ツル目 クイナ科 クイナ属に分類される鳥類の一種。
全身は23~31cm、翼開張は38~45、体重0.1~0.2kgで、上面の羽衣は褐色や暗黄褐色をしており、羽軸に沿って黒い斑紋が入り縦縞上に見えるという特徴を持つ。
また、顔から胸部にかけての羽衣は青灰色をしており、対側面や腹部の羽衣、尾羽の基部の下面を覆う羽衣は黒く、白い縞模様が入っており、虹彩は赤く、嘴は長い。
卵の殻は黄褐色をしており、赤褐色や青灰色の斑点が入っている。尚、繁殖期は嘴が赤くなる。
雑食性で湿原、湖沼、水辺の竹藪などに生息しており、半夜行性で、昼間は茂みの中で休んでおり、驚くと尾羽を上下に動かし、危険を感じると茂みの中へと逃げ込む習性を持ち、本州北部以北で繁殖し、本州以南で越冬する。
オスがメスの胸部に嘴で触れ、翼や尾羽を上げて下尾筒を収縮させる。メスは鳴き声を上げながらオスの周囲を徘徊し、嘴を互いに擦り付けたり羽繕いをして求愛するほか、オスはメスに食物を与えて求愛も行う。
繁殖期にペアで縄張りを形成し、草原、ヨシ原などに枯草などを組み合わせら皿状の巣を作る。6~11の卵を産み、雌雄交代で19~22日抱卵する。ヒナは羽化してから2、3日で巣立ち、20~30日で飛翔出来る様になり、生後1年で性成熟する。
関連タグ
クイナオルフェノク…モチーフとなる怪人