危険度:★★★★★(理不尽)
概要
本来は深界六層に生息するといわれる羽虫だが、本編では四層に登場した。
トコシエコウの葉に化け、寄り添う生物を襲い「幼体」を植え付け苗床にし、脳を侵し幼体の餌とする。
名の由来は「トコシエ(永久)コウ=久遠」+「騙り」
脳を侵された生物は身体が動かなくなり、更に生体機能を損なわない様に脳を食い散らかされるので自分に何が起きているのかもよくわからないままその場に拘束される事になる。
また、その様な状態ではすぐに死んでしまうためか、生き餌の鮮度を保つために成虫が時折わざと口に飛び込み捕食され餌を可能な限り長生きさせる習性を持つ
葉に擬態している時は休眠状態であり、触れても動かないため、力場を知覚し、先読みすら行う原生生物でさえも騙されて生き餌にされてしまう。
登場した生き餌は目が無くなり眼窩が丸出しで顔面の皮膚もズタボロの状態なのにまだ生きており、近くに聞こえる物音に対してしきりに「誰?誰?」とだけうわ言を発していた。
ただし、口に飛び込んできた成虫に対してだけは「誰!!」と驚いているような様子を見せるため朧げながらキチンと意識が残っている
判断力が鈍り自分がどうなってるかわからず思考も殆どできないだけで「生きている」ことを示す極めて悍ましい場面であると言える。
アニメでは劇場版の「深き魂の黎明」の序盤にて描かれる。