概要
ガンジャが絶界行(ラストダイブ)した時代に六層に生息していた、水に擬態した原生生物。
見た目は水と全く変わりなく、味もほのかに甘いことを除いて水そのもの。
水だと思って本種を飲んだ生物に寄生、産卵してそれを苗床に生息圏を広げる。
恐らく幼体(或いは卵)は糞便と共に排出される。
症状は下痢や発熱、肉体の一部(手足の一部)が溶けた金属のように溶けて液体化した後に固まる。
煮沸しても無毒化(殺菌)は不可能。
リコ達の時代では見つかっていない原生生物な為に対策も不明であるが、作中においてリコ達は流水から水を得ていた事から、ある程度の規模になるまで繁殖できる池が必要なのかもしれないと作者は語る(参照)。
ガンジャを襲った地獄の引き金であり、イルぶる成立及びファプタ誕生の間接的な切っ掛けとも言える原生生物である。
治療法?
下痢の症状によって排出される粒は卵ではなく、体内の水分を特殊な粘膜で包み排出したもの。すなわち仲間を摂取させ続けるのに宿主の体内にある水分・摂取した食物が邪魔である事からの作用。つまりはひたすら固形物を食べ続けることで水もどきにとって宿主の体内は暮らし難くなり排出される。食料が底を尽きかけた状態であった為、概要の通り悲劇を引き起こすのだが食料さえ潤沢に備えていれば対処可能と思われる。
余談
アニメ・メイドインアビス第2期の打ち上げにて、つくし卿のツイートで「ウェルカム水もどき」という画像が……(参考)