概要
アビス3層に生息する生物の一種で、扁平な形をしている小動物。
肋骨の変形が自在なようで体型をある程度変化させられる。
壁面の穴に住み植物と共生関係にある。
彼らは果実食で、特に「バラコチャ」という植物の実が大好物。
このため、アマカガメという捕食生物はバラコチャの臭いに似せた体液でネリタンタンをおびき寄せ捕食する。
基本的には人間に害がない動物で、肉は食用にしても美味しいらしくあらゆる料理に適するとのこと。
そのため探窟家を含めた他の生物の食料とされたり、危険生物の気を逸らすための囮にぶんなげられたりとなかなか不憫。
強い動物ではないが、大量のネリタンタンが集まって自らの体で巣の穴を塞ぎ、巣を守ることもある。
→通称:ネリタンタンファランクス
容姿
大福餅のような扁平な身体つきで猫と鼠等のげっ歯類が混ざったような姿をしている。
尻尾はふさふさとしたホウキ型で体毛はグラデーションがかった薄いベージュ色で額にはM字の様な形をした毛並みが確認できる。
目の色は黒色であるが、青めに塗られてるシーンや公式イラストが幾つかある。
名前の由来
アビスの原生生物の名前にはタマウガチやヤドネやナキカバネなど名前に何らかの由来があるものが多い。
おそらく、このネリタンタンという名の由来は
練り(大名行列や祭礼の行列などが、ゆっくり行進する様。また、その行列)+坦々(道路や土地などの平らな様)である。
何匹もの群れを作りアビスを練り歩く平らな生物…これがネリタンタンの名前の由来である。
闇を目指した連星(ゲーム版)
原作同様、三層の横穴に棲息する原生生物で、尻尾の肉・柔らかい肉・動物の骨をドロップする。
プレイヤーを攻撃する事はなく、動きも緩慢で狩りやすく食料にもなる無害な生き物として登場する。
通常の状態であればの話だが…
ネリタンタンの棲息域には、これまた原作同様アマカガメという原生生物が棲息しているのだが、プレイヤーがこれの罠にかかってアマカガメの体内に落ちると、バラコチャの臭いがする消化液で溶かされてダメージを受ける事になる。なお体内からアマカガメに一定のダメージを与えると口らしき形状の器官から外に吐き出され脱出できるのだが、本当の地獄は脱出後である。
アマカガメに吐き出されたプレイヤーは全身にバラコチャ臭を纏ったバラコチャ臭状態とでも言うべき状態異常にかかる。
このバラコチャ臭状態は別のエリアに移動するまで続くのだが、このバラコチャ臭状態のプレイヤーがネリタンタンに遭遇すると…ネリタンタンがものすごい速度でプレイヤーの周りにまとわりついてきて、猛ラッシュでプレイヤーを啄んでくる様になる。
更にアマカガメの周りには常にネリタンタンが徘徊しているため、アマカガメから脱出するとほぼ確実にネリタンタンの襲撃を受ける事になる。
脱出の瞬間にジャンプでネリタンタン達をかわしてダッシュで一定の距離を取れば助かるが、しくじると猛ラッシュによるヒットストップで身動きが取れなくなり、そのまま死に至る事も珍しくない。