「 教皇の御為に!
It is the wish of His Holiness!」
概要
CV:TJ・ロトロ / 吹:小山力也
モーション・アクター:ダン・サウスワース
DMC4の登場人物の一人。
城塞都市フォルトゥナを守護する騎士であり、魔剣教団騎士長の座についている。
また、同作ヒロインキリエの実の兄であり、主人公ネロにとっても兄のような存在でもある。しかし同時に、教団騎士であるネロの上司でもあるため、彼の突飛な行動や命令違反に頭を悩ませている。
高潔な精神の持ち主で、あのダンテですら敬意を表したほど。
解説
かつて魔帝を退け封印した魔剣士スパーダ。かつて彼が治めたと言われる城塞都市「フォルトゥナ」に存在し、彼を「神」と崇める「魔剣教団」に所属する騎士であり、フォルトゥナを悪魔から守護する教団騎士の長を務める人物。
また、教団のトップである教皇サンクトゥスの忠実な部下でもある。
ヒロインのキリエの兄で、主人公ネロにとっては父親のような兄の様な存在。
ネロのこのあたりの曖昧さはキリエに対しても同じなので、おそらくまだ客観的に関係を認識できていないのだろう。
もっとも、キリエにネロの荷物を運ばせたりネロにキリエの事を託したりと、二人の仲についてはちゃっかり兄公認だったりするのだが。
性格は、良く言えば生真面目、悪く言えば堅物といったところ。
騎士長の座にふさわしく卓越した剣技の使い手であり、さらに部下を束ねる高い統率力の持ち主。
その実力と公正厳粛な性格から彼を慕う人物は多い。
しかし、その実直な性格から貧乏籤を引きやすいらしく、特に部下であり弟同然のネロがとにかく不真面目なためかなりの苦労人。そのせいで常に眉間にシワが寄っている。
そもそも、デザインコンセプトからして「苦労人っぽさを出そう」なので、もはや宿命である。
中の人はお兄ちゃんつながりでかあのバージルと同じダン・サウスワース氏。
アンジェロクレド(Angelo Credo)
「 神に選ばれし者のみが――――
I have been chosen to take the next step in evolution,
人を超え、生まれ変わるのだ…天使としてな!
to become something far more than just human…am an angel!」
その身に悪魔の力を宿す儀式「帰天」によって天使の姿になる力を得ている。
ただし、この「天使」とは儀式成功者が自称しているだけであり、悪魔の力を宿している通り本質は悪魔である。が、クレドに関しては例外で、「教皇に忠義を尽くし、教団を悪魔から守る」という彼の純粋にして高潔な精神が反映された結果、悪魔でありながらまさに天使と見紛う荘厳な姿をしている。
二つ名は「隻翼の魔剣士」
左腕の盾は「アイギスの盾」と呼ばれるもので、何物をも貫かせぬ強固な守りによってクレドの高潔な信念を体現している。
右手にはアグナスが開発した教団仕様の剣(銘は『デュランダル』と呼ばれている)が帰天によってさらに強大化したものを持っており、これを彼自身が持つ剣技に準じて駆使し攻撃してくる他、巨大な槍に変化させて投擲する「シュペアー」という攻撃も行う(バスターで掴むことが出来、投げ返せる)。
また、魔力によって小型の槍を自在に展開し攻撃する、バージルの「幻影剣」の様な技「ジャヴェリン」も習得している。
教皇の名を受けネロと対立、死闘を繰り広げる。しかしアグナスがキリエを人質にとり、それを「教皇のご命令だ」と言ったことから教皇への不信を抱き、独自に動こうとする。
そして教皇が人造悪魔「神」にキリエを取り込み、更にネロを取り込もうとしたその時、二人を救うためにかつて忠義を誓った教皇に切りかかる。
そしてネロを逃がそうとするも、教皇の閻魔刀に腹部を貫かれ、致命傷を負ってしまう。
教団一の忠義を貫いていた筈のクレドの謀反に、「お前が裏切るとは ・・・何故だ?」と疑問を投げかける教皇。
それに対し、クレドは教皇をまっすぐに見据えたまま、返答する。
「 貴方が語る理想の世界の為に、私は何でもやってきた…
I served the dream of a world you spoke of, the Savior you preached of….
だが貴方は妹を利用した…何も知らぬ妹までも!
But you used my sister, Kyrie, who has nothing to do with this,
それだけは許せん!
and that is beyond forgiveness! 」
家族を守るため奮戦したクレドだったが、力及ばず倒れてしまう。
そして、全てをスパーダの息子にして伝説のデビルハンターであるダンテに託し、光となって消滅する。
ダンテは、騎士として散った彼の信念に敬意を表し、ネロ達を救うことを約束するのだった。
「 頼む…救ってやってくれ……。キリエと…ネロを…
Please… honor one last request…. Save them…Kyrie…and…Nero…」
「 わかったよ。遺言なら仕方ねぇ。
I'll do it. I wouldn't want to deny anyone their dying request」