概要
ゲーム「テイルズオブジアビス」に登場するヴァン・グランツとティア・グランツの兄妹タグである。
ヴァンは老けて見えるが27歳で、ティアは逆に大人びているが16歳の少女である。
※ネタバレ注意!!
ヴァンの本名は「ヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデ」といい、ティアの本名は「メシュティアリカ・アウラ・フェンデ」でマルクト帝国のホド島の出身。彼らが生まれたフェンデ家は代々ガルディオス伯爵家に仕える家系でガイ・セシルことガイラルディア・ガラン・ガルディオスとも幼少期から面識がある。フェンデ家初代当主とガルディオス初代当主は血の繋がった実の兄弟のため、グランツ兄妹とガイはこの関係になる。そしてアビスの世界の根幹を成す預言(スコア)を詠んだ始祖ユリアの末裔の家系でもあり、ユリアが遺した譜歌を二人して歌える。
本編時間の二人は敵同士であり、ヴァンはユリアの詠んだ預言に抗う為、預言に従い続ける世界
へ復讐を果たす為、今いるオリジナルの人類を犠牲にして彼女の預言にはいないレプリカだけの世界にしようと陰謀を企てる。
過去
昔、キムラスカとマルクトによるホド戦争が勃発し、ホド島は崩壊。世間的にはキムラスカによって滅んだとされているものの、真実は今まで集めてきたフォミクリー研究の技術を渡すまいとマルクト帝国上層部やバルフォア博士が第七音素(セブンスフォニム)の才がある少年期のヴァンを利用し、擬似超振動によって自壊させるにいたった。
ホド島が魔界に沈んだ時に、ヴァンは譜歌を歌うことで辛うじて譜歌の結界内にいる母を守る事は出来たものの彼女はティアを産んで間もなく死亡。赤ん坊だったティアを連れて、魔界にあるユリアシティのグランツ市長のもとへ養子もとい養孫として引き取られる。外から来たものということから周りからは快く思われておらず、そんな環境下でもヴァンはティアを必死に守っていた。今でこそティアは落ち着いた女性と言った感じだが、小さい頃は泣き虫でそんな自分をヴァンはよく慰めてくれたという。
ある日、ヴァンはホド島の消滅がユリアの預言によって決定付けられていた事実を知ってしまい、それを承知の上で黙認して国家繁栄の為に従っていたローレライ教団などの権力者に絶望する。そして、ネイス博士がマルクトに亡命時に持ち出していたフォミクリーの技術に着目して、今回の計画を目論む。