曖昧さ回避
Grandeur:英語で"壮麗"
1.Hyundai Grandeur:乗用車。後述。
人名
2.Hermione Jean Granger:ハリー・ポッターの登場人物。→ハーマイオニー・グレンジャー
1.ヒョンデ・グレンジャー
韓国・ヒョンデ自動車の製造・販売する高級セダンで、三菱・デボネアを祖に持つ。日本には3代目のXG系と4代目のTG系が正規輸入された。
初代モデルはデボネアV、2代目モデルが3代目デボネアに相当しているが、一説では「走るシーラカンス」と化していた初代デボネアのモデルチェンジが実現した背景の一つとしてソウルオリンピックに向けてグレンジャーを開発する必要があった事があるとされる。
XG系は日本ではヒョンデ・XGと呼称されており、韓国国内では「グレンジャーXG」と呼称されていた。世界的(日本でもそのように呼称する場合があった)には"XG○○○(排気量)"と呼称されるケースが多かった。
TG系になり日本でもグレンジャーを呼称することになった。また、中東や台湾、北米などでは「アゼーラ(Hyundai Azera)」とされている。一方韓国仕様車だが、近年のヒョンデ車に見られる傾向としてモデルチェンジでのサブネーム追加が廃止(※従来、韓国仕様の韓国車はモデルチェンジ毎にサブネームが追加されるのが一般的であった。)され韓国でも「グレンジャー」を正式名にしているのだが、「グレンジャーTG」と呼ばれる事がままある。
日本に投入されたLPG仕様車は(電子制御化されていたとは言え)結局は旧態然としたキャブレターエンジンだった日本車のそれとは違って電子制御式LPG液状噴射システムを採用しており、同社の同排気量ガソリン車と比較して遜色のない性能を発揮している。
後にトヨタ・コンフォートも旧態依然としたエンジンを新開発の電子制御タイプに換装している。
しかし、日本ではあまり注目されずに販売は低迷。結局2009年にはヒョンデ自体が日本の乗用車市場から撤退した。
韓国や北米などでは2011年にHG系にフルモデルチェンジ。しかし2012年末からは円安・ウォン高の影響をまともに受けて販売数は激減している。