曖昧さ回避
他にあれば各自適宜追加のこと。
ヒョンデ・ソナタ
概要
大韓民国のヒョンデ自動車(Hyundai Motor Company)の製造するDセグメントセダン。韓国やアメリカでは40年近い歴史を持つ。この車を日本車に例えるなら、クルマのクラス的な意味ではカムリ、韓国での位置づけで言えば日本におけるマークⅡBros.あたりか。
5代目(NF)
日本には現代自100%出資の日本販売法人、ヒュンダイモータージャパンによって5代目(通称"NFソナタ")が正規輸入された。日本仕様車は全車2.4L 直4DOHC+4AT。韓国やアメリカ、オーストラリアなどには3.3L車もあったのだが、税制の関係や価格的な意味でもそのすぐ上にいる、なおかつエンジンやプラットフォームを共用するグレンジャーとバッティングするため導入されなかったものと思われる。
リアデザインが北米版アコード(日本ではインスパイアとして販売)に酷似していたことが様々なメディアから指摘されていた(韓国メディアの朝鮮日報でも報じられていた)。
日本導入に際し、冬のソナタ人気にあやかろうとCMキャラにペ・ヨンジュンを起用した。そこまでは良かったのだが、既にその手法はダイハツが冬ソナ&ヨン様ファンと購買層が重なるミラでやっていたこともあってかあまり効果はなかったようである。まぁ、元々日本ではセダン離れが進んでいたことや認知度、NF系で全幅1830mm!!という日本ではバカでっかすぎるボディサイズ(対米輸出のドル箱だから仕方ないね。)も大いにあるとは思うが・・・。
ちなみにもっと言うなら、劇中でソナタ(但しNF系ではなく、その先代型のEFソナタ前期型)に乗っていたのはイ・ミニョン(ヨン様)ではなくキム・サンヒョク(パク・ヨンハ)だったりする。
なおサイズの比較対象として例えばトヨタ製セダンを挙げるとするならば・・・こうなる。
マークX(GRX13x)、IS(GSE2x・標準車)、クラウン(GRS20x)・・・1795mm
マジェスタ(URS20x)・・・1810mm
GS(GRS19x)・・・1820mm
LS(USF4x)・・・1875mm
但しソナタだけがバカでっかいわけではなく、北米市場でソナタとモロにぶつかるカムリ(ACV4x)に関しては1820mmある。
・・・CMに関して言えば・・・せっかく韓国車なんだから、どうせならもっと違う俳優使って本場の韓流スター見せつけてやれば良かったのに。
・・・ソナタに限った話じゃないけど、なんで韓国や諸外国で放映されたCMをうまく活用できなかったかなぁ。勿体ない。
なお、ドリフトシティではV2クラス(日本仕様の場合)車種として前期型をモデルにしたと推定されるOMD Ensonyと言う車種が登場する。
余談
一時期、この車のエンブレムを持つと大学入試でうまく行くという都市伝説("S"を持つとソウル大学に行ける、3代目モデル"ソナタⅢ"の"Ⅲ"を持つと試験で300点取れる、など)があり、新東亜(東亜日報)の韓国向けニュースサイトでもこの点について触れられているほどである。
また、サウジドリフト界隈ではトヨタ・カムリやホンダ・アコード(日本名インスパイア)、マツダ・アテンザなどと並んでよく見かける車種である。
日本市場からは2009年度を最後に撤退したが、韓国や北米ではYF型にモデルチェンジしている。ガソリンハイブリッド仕様も設定されたが、安全性の面で不安なリチウムポリマーバッテリーを使用しているため、これがどう転ぶかわからないといえる。
しかしながらLF系にフルチェンジしたあともHV・PHEVがラインナップされているところを見ると一定の成功は収めているようである。それにくわえLPi(電子制御LPG)、ガソリン、ダウンサイジングガソリンターボとパワーユニットの選択肢が豊富に用意されている。
関連タグ
ヒョンデ・ステラ:初代モデルのベース車。