概要
日本ではカレーのルーを入れているイメージがあるが、元はグレービー=肉汁を意味する通り肉料理用のソースを入れるための器であり、今も海外では各種ソースからドレッシングまで様々なものを入れるのに使われる。
一説ではイギリスから日本にカレーが伝わった際にグレービーボートも一緒に持ち込まれ、これによってグレービーボートにカレールーを入れるのが日本で定着化したものとも言われている。
一般的にはステンレス製の舟形で注ぎ口と取っ手が付いているものが多いが、陶器や木で出来たものも存在する。
なお元々は17世紀末頃のフランス宮廷で流行した形状が由来とされ、素材も銀製であった。それが1740年代からはイングランドの磁器によって模倣されるようになり、今では前述の形で一般的に浸透している。
pixivでは単にカレーのイラストを探しても使われていないことが多く、やはり外食で食べる特別なカレーのイメージなのだろうか。