(※カップリングはあくまでファンの二次創作です。原作にこのような設定はありません。)
概要
サイタツとは、サイタマと戦慄のタツマキのカップリングである。
両者は常人の達する事の出来ない力を得た者同士だが、色々な点で対極な存在でもある。
主に挙げると人付き合いではサイタマは「来るものは拒まない」のに対し、タツマキは「他者を拒絶(妹以外)」し、能力を得た後ではサイタマは「ハゲた」がタツマキは「全く変わらない」。
一方で似ている部分も多い(能力を得た経緯、仕事がない時)。
原作では(ネタバレ注意)
web版では、ボロス編にてヒーロー協会本部に来たサイタマをタツマキは(S級ヒーローとしての矜持から)毛嫌いし、事件終息後に生意気な態度を取ったジェノスを黙らせた後に攻撃しようとしたが、シルバーファングの取り成しもあって事は起きずに済んでいる。
102撃目では妹に過剰な過保護ぶりを見せる彼女に対し、サイタマは人間関係への意見の違いから遂に直接対決となる。
タツマキが全力で超能力を振るうものの、様々な点での相性の悪さからダメージを与えられないのに対し、サイタマは(あくまで諭す為に)攻撃しなかった事で幾つもの街を(偶発的に事件を解決しながら)飛び回るが、最終的に協会本部近くでサイタマを地割れの中に閉じ込める事で勝利(?)する。
リメイク版では(ネタバレ注意)
番外編で休暇を出されてヒマを持て余したタツマキが怪人の大量出現を耳に入れて意気揚々と現場に向かうが、行く先々でサイタマが怪人を倒した事で不満が溜まり、最後の一匹を粉微塵にした後にその相手をライバル視している(無論相手がサイタマである事に気づいていない)。
それ以外では原作とほぼ同じ程度の絡み……だった。
しかし、サイコスの身柄を回収しようとフブキと共に一芝居売った時に原作版同様のサイタマとの戦いが描かれるのだが、リメイク版におけるタツマキはこの時点ではフブキと私生活で一緒に過ごしたり、お互いの気持ちをそれなりに伝えることができてるのもあってか精神的な余裕が原作の時よりもあるようで、途中からサイタマとの戦いを楽しめるようになっていた。
サイタマの力は凄まじく、(原作版と違い)万全の状態の超能力でも歯が立たない。だが、だからこそヒーロー活動以外では強すぎる力をサイタマ相手には存分に振るえるので、サイタマとの戦いは彼女にとってはストレスから解放される楽しい時間だった。
最終的に体力切れで負けてしまうのだが、目を覚ました後でサイタマから超能力の力を「さてはすごく鍛えてるな?」と褒められ、「人のものを壊さないようにできれば良いヒーローになれる」と言ってもらえたこともあってかなり懐いた。
また戦ってほしいことを「フブキと一緒にいるかまた試験してあげる」という建前の形で伝えたり、最初は弱い奴でも努力すれば強くなる可能性があると言う彼の言葉に少なからず影響されるなど、サイタマの存在が彼女の中で大きくなるのだった。