概要
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』に登場するストーリーイベントの１つであり、それが行われるエリアのこと。ストーリーとしては中盤以降に登場する。
後述する内容からみんなのトラウマと呼ばれることも。
作中での展開
物語中盤、女神の三種の神器を入手するために、勇者リンクに試練が課せられる。その試練を行う精神世界がサイレンである。
フィールド上に存在する入り口からサイレンに入ると視界は一変。マップは先程と同じ場所だが周囲は青白い光に包まれ、リンクは剣も持たず丸腰状態となり、そばには相棒のファイもいない。
ここでリンクは「聖なるしずく」を集めて精神の器を光で満たし、心を成長させる試練に挑むこととなる。
光るしずくを回収していく作業は、過去作『トワイライトプリンセス』に似ている。
しかしこれは試練であり、ただ集めれば良いというわけではない。
マップには監視者と呼ばれる存在が動き回っており、彼らの目を避けながらしずくを集めることになる。
監視者たちに見つかると、守護者が起動してリンクの心を折るために攻撃を仕掛けてくる。
守護者が起動している間は、青白く幻想的な世界が不気味なオレンジがかった色に変わり、またどの試練も最初に光の輪から出たら必ず守護者が起動するようになっているので、なかなか心臓に悪い。
しずくをとれば90秒間守護者の動きが停止し、新しいしずくの場所が30秒間「のろし」のように光って示される。
しずくの残り時間は花の形の「精神の器」で示され、花びらが全て暗くなってしまうと守護者たちが動き出す。また、監視者に見つからなくても「シラレ」という赤い水に触れてしまうと即守護者たちが起動する。
リンクは丸腰状態なので攻撃ができず、守護者に襲われれば一発でアウト。試練の入り口に戻されて最初からやり直しとなってしまう。
監視者はランタンを持った幽霊のような姿をしており、決まったルートを鈴のような音を出しながら移動している。ランタンの灯りに触れるとリンクの方に向かって高速で向かってくるが、うまく撒ければ何事もなかったかのように持ち場に戻る。
守護者は鎧を纏った騎士のような「地上タイプ」と、ローブを被った魔法使いのような「浮遊タイプ」がいる。
地上タイプは剣を持っており、起動してもリンクを発見するまでは持ち場の近くをうろつくだけである。しかし、足が速いため発見された場合リンクとの距離によってはすぐ追いつかれる。ただし、ジャンプや壁登りはできないため地形によっては避けやすい。
浮遊タイプは鎌を持っており、動きは遅いものの壁や崖をすり抜けてひたすら追尾してくるためリンク自身の移動が難しい場所では詰みがちである。
もしやられてしまって最初からになっても、しずくの場所や監視者・守護者の位置は固定かつ、それまで獲得したしずくの位置がマップに示されるので、何度か繰り返して場所を覚えてしまえば全くクリアできないほどではない。
サイレンの場所はいずれも既存マップが元となっている（マップ構成は通常時と若干変わっており、柵が降りて入れないゾーンがあったり平地がシラレで塞がれていたりする）ため、普段のモードである程度土地勘をつけておくことが重要である。
しずくを全て回収して入り口に戻ってくれば試練達成。現実世界で女神の神器を手に入れることができる。
なかなかハードな試練だが、神器全てを手に入れるためには何度も試練を受けることになる。
また、サイレンでしか拾えない素材も存在する（素材は購入できる場所もあるので、取り忘れても問題無い）。
関連イラスト
