サクラソウ科

さくらそうか

プリムラ/サクラソウやシクラメンなどが属する科。5弁に見える合弁花冠が特徴。

概要

双子葉類ツツジ目の植物の一群。世界に28属1000種が知られ、そのおよそ半分がサクラソウ属(Primula)である。主に北半球に分布するが、一部は南半球に分布する。

サクラソウ(プリムラ)、シクラメン、ルリハコベ(アナガリス)などが属する。花は両性花の通常5数性で、花弁も5枚あるように見える事が多いが、根元で癒合した合弁花である（シクラメンは八重咲きのものもあるが、基本は5数性の合弁花）。

湿地帯など湿潤な環境を好む種が多い。多くは一年草または多年草だが、APG IIIでヤブコウジ科が統合されたため、かつてヤブコウジ科に属したヤブコウジ、マンリョウなどの樹木もサクラソウ科に属することになった(シクラメンもAPG IIではヤブコウジ科に分類されていた)。

関連タグ

双子葉類 プリムラ ツツジ目