概要
これまでぼっくんは動物とロボットが仲良くなれるサムシングを探し続けた結果、第27話で遂にその姿が明らかになった。
ネタバレ
*ここからはネタバレなので未見の方はご注意してください。
ぼっくんはこの半年間、サムシングを探し続けたが未だ見つからない。
その夜、ぼっくんは流れ星に願い事を叶える。すると星空から一つの流れ星が落ちてきた。ぼっくんは追跡し、捕まえようとすると流れ星が形を変え、大きな穴となり、ぼっくんを吸い込む。
目が覚めると、ぼっくんは得体の知れない空間に迷い込んだ。出口を探そうとするも、中々見つからないどころか閉じ込められてしまう。急いで脱出せんと壁をぶち壊すとすると天井の穴から赤ん坊の似た声が聞こえてきた。
そこから不気味な液体がぼっくんの頭に落ちてきた。
勿論、悲鳴をあげながら暴れるぼっくん。
???「此所ザンスよ…此所……」
すると地面に落ちた液体から二つの目が飛び出し、点滅した。
ぼっくん「な…なんだ…お前は?」
怯えるぼっくんは訪ねると物体は名前を呼んだ。
サムシング「サムシングザンス」
ぼっくん「ええ!?」
この気持ち悪い軟体生物こそがサムシングだった!
ぼっくんは信用しなかったが、それを証明するかのように無数の百科事典を用意させ、知蘭博士が読んだ結果、正真正銘本物だった事が明らかになった。
詳細によれば、サムシング(CV:及川ヒロオ)。サムシング族。サムシング科。軟体グニャグニャ生物と書かれていた。
浮遊やテレポート能力、液状化能力を持っており、ゴミ箱、小包、ビンに閉じ込められても直ぐさま、ぼっくんの元に戻る。ノリが軽く、ギャルが好み。
一人称:アタシ 語尾に「ザンス」と付ける。
最大の特徴は涙を飲むと、この世の中の不仲たちが仲良くなれると言い伝えがあった。
それは紀元前から始まりクロマニョン原人と北京原人が仲良くなっただけでなく、結婚もさせた程。
中世ヨーロッパではシーザーとクレオパトラに至っては恋愛させた。
中国四川省ではシロクマとクロクマを良好した後、なんとパンダ生み出した。
日本ではカツとカレーを合体させカツカレーを作った。
まさに動物とロボットを仲良くさせる絶好のチャンスである。
知蘭博士は早速、フミヤたちにサムシングを泣かせた人には賞金を出すと主張するも、サムシングは激怒し、どこか立ち去った。
これまで99回も泣き続けたサムシング。実は涙を流すと寿命が縮み、あと1回泣くと命を落としてしまう運命が待ち受けているのだ。
そのためサムシングはけして涙を流さないようにし、以降はぼっくんたちを振り回す日々を送ることにした。
お調子者でマドカに対してもセクハラ行為をするが、こう見えても情に厚く、根は優しい性格の持ち主でファーストフードが大好物で知蘭博士を騙してファーストフードが大量に作り出すマシンを開発してもらい、食べようとするもぼっくんが割り込んだために失敗。さらにこれが原因でぼっくんと知蘭博士の関係が冷え切ってしまう。これではマズいとフミヤたちを呼び出して死を覚悟に涙を流すも、再び知蘭博士とぼっくんが乱入したために失敗。だが2人は和解することが出来た。
その後もぼっくんの優しさのあまり涙を流すもまたも不発に終わる。
愛の涙は永遠に!
ぼっくんは今日も今日とて涙を流そうとすると、泣かない理由を耳にした。そこで百科事典で調べた結果、事実を知ってしまい、知蘭博士から背を向ける覚悟でサムシングの涙を入手するのを諦めて、誰も知らない所へ旅立つ決意をした。
自身の秘密を知ったことでぼっくんを野放しにしてはおけないとすぐさまロボット、動物、そしてフミヤたちを呼び出し、食い止めようとする。
結果、ぼっくんのために全員が喧嘩を始めてしまう。
この光景をみたサムシングは覚悟を決めて100回目の涙を流した。
「ぼっくん…これがサムシングの愛と感動の最後の涙ザンス…」
ぼっくんの制止を振り切って涙を流し続けると、次第に身体が溶け始め最終的には消滅。遂にサムシングはこの世から去った。
しばらくしてかけがえない友人の死に悲しむぼっくんだったが……
「お~いぼっく~ん!元気か~い?」
天からサムシングの声が聞こえきた。
「きっと天国で幸せになったぼっくん」
こうしてサムシングの最後の涙を浴びたロボット、動物、子供たちは永遠に仲良くなった。