概要
1929年に寿屋(現:サントリー)創業者の鳥井信治郎がブレンダーとして雇っていた竹鶴政孝に初の国産ウイスキーとして白札の商品名で山崎蒸留所で作らせた。
コピーライターの片岡敏郎の手による「醒めよ人! すでに舶来盲信の時代は去れり 酔わずや人 我に國産至高の美酒 サントリーウヰスキーはあり!」とのコピーが書かれた広告が全国紙に掲載されるなど、その宣伝展開ぶりが評判を呼ぶなどしたものの、「ピート臭が強く、飲みにくい」と不評だった。
1934年に竹鶴が退職すると鳥井の長男の鳥井吉太郎が山崎蒸留所の責任者となるが、吉太郎は1940年に急死、鳥井の次男の佐治敬三が引き継ぎ、改良を重ねたのち1964年に敬三によってサントリーホワイトと改称される。
2014年に復刻版として550ミリリットル(現行品は640ミリリットル)の瓶に当時のラベルが貼られた限定モデルが発売されたが、中身は現行品と同じ。