概要
自分の身の丈ほどもある大剣”ブリムブランガー”を操る隻眼の傭兵。様々な修羅場をくぐってきたためか落ち着いた判断力と観察眼を持ちめったなことでは動揺しない歴戦の勇者としての風格を持つ。
父を殺され故郷を追われたアイギナをナルウィアまで護衛する依頼を請け負い同伴していたが、あと一歩というところで帝国の前線部隊の拠点に正確な身元が分からないまま拘束されていたところを脱出し、シノン騎士団と合流して追撃を振り切ることになる。
その後アイギナを無事にナルウィアに送り届けたら再び傭兵となる。
じつは、故郷のハイランドでは”帝国につくか王国につくか”で族長マグナートともめた挙句族長に斬られ(この時に隻眼になった)反射的に族長を斬り殺してしまった過去を持つ。但しこれは族長も心の底では自分が間違っていると認め敢えて斬られるつもりでいた為なのだが、現場を見ていない者にしてみればシェルパが裏切ったようにしか見えない。そのため族長の娘のケイに仇として狙われていたことがあった。(下記のイベントが起これば和解する)
ユニット性能
クラスはハイランダー。LV13というなかなか高めの初期レベルで登場し最初からスケイルメイルを纏い大剣を抱えた姿で描写される。クレイマーやディアンが初期状態では革鎧姿でCCするとスケイルメイル姿になることも考慮すると最初から上級職扱いのユニットといえる。
三章の強制依頼(任務ではないが必ずクリアしなければならない)”王女と傭兵”をクリア(アイギナが捕縛or死亡していないことが絶対条件)をクリア時に生存していれば雇用が可能。また以降も生き残っていればハイランドの同胞から白い目で見られるイベントが進んでゆく。
そして八章任務でケイと絡んでのイベントを起こし(このときシェルパは一時離脱してしまう)、好感度が1以上あれば入団となる。よって八章より前ではそんなに積極的に雇わなくてもいいだろう。
ステータスは傭兵タイプで素早さが東方剣士系より若干劣る一方でHPや筋力に優れ、防御は騎士連中ほどではないというレベル。似たような立場のクレイマーと違い成長補正が強いため、”吟味した結果パラメーターが伸びたクレイマーには若干劣るが、貧乏成長を引いてし舞いヘタレたクレイマーよりは強い”というところ。また、反撃で手数が多くなることを考慮してか技能成長はあまり高くないが剣技能の初期値そのものは36と高めなので外しまくって困るという事態はまずないと言っていいだろう。
スキルでは”剛健””反撃””奇襲””護衛””大剣”という剣士としては一風変わったラインナップを持つ。
”反撃”は他キャラとは違いダメージを受けても余程特殊な事情がなければシェルパ側も相手に斬りかかることが可能という他のこの手のゲームでは普通だが本作では珍しい特性を持つ。死亡ダメージを受けない限り戦闘不能にならない剛健と相まって”ファイアーエムブレムでは普通なのだがベルウィックサーガでは極めて珍しいムーブが出来る”キャラといえる。
”奇襲”は上記の”反撃”や”待ち伏せ”を無視し、仕掛けた相手からカウンターを受けることなく攻撃をすることができる。強敵相手にここぞというダメージを叩き込みたいときに重宝する。
”護衛”は指定した味方や同盟ユニットが攻撃を受けた時戦闘を肩代わりする効能があるが、その時に回避と防御が半分になってしまう。一見するとHPはともかくあまり防御が高くないシェルパにとっては自殺行為に見えるが、これはのちに手に入るラーゼタール(ダメージを与えた分HPが回復する)という剣を彼に入手させて専用剣にしてしまえばある程度は解消できる。
専用武器の”ブリムブランガ”ーは大剣の攻撃力で相手に通常の回数に加えて二回多く相手に攻撃することができるが、軽戦士の売りのハズの回避が大幅に下がってしまうし、なによりも序盤に高レベルの彼が此れで敵を仕留めてしまうと経験値が手に入らない。攻撃回数の多さもアダとなってあっと言う間に壊れてしまいかねないので、寧ろここぞという時に”奇襲”で使っていきたい。
得物が本作の強カテゴリポジである斧ではなく剣なうえに攻撃回数を増やすスキルが無いため頑丈すぎる相手に対する決め手に欠けるという点を除けば、軽戦士の中では使いやすい部類に入る。